猫が長生きする方法と秘訣9選!食事・室内飼い・ストレスなどコツを紹介
「猫が長生きする秘訣を知りたい!」
あなたは、こんな悩みがありませんか?
このような悩みがあるなら、この記事で紹介する猫が長生きする方法9選を参考にしてみてください。
食事・室内飼い・ストレスを減らすコツをまとめました。
猫が長生きする秘訣は1つの要素だけが関係しているわけではありません。
複数のことが絡み合って猫は長生きすることができるので、1つずつチェックしながら、できることから実践してみてください。
この記事は
- 過去に猫を病気で亡くした経験がある
- 現在飼っている猫を1年でも長生きさせたい
このような悩みがある方におすすめですよ。
猫を長生きにする秘訣と具体的な方法9選!
それでは、食事やストレス解消法など具体的な対策を紹介します。
食事に注意する
飼い猫は飼い主が与えた食事しか食べられないので、「寿命の要素は8割がご飯」といっても過言ではありません。
- 1日に必要な栄養がとれる総合栄養食を
- 人の食べ物は与えない
- 新鮮な水をいつでも飲めるようにする
ドライフードならほぼ100%総合栄養食なのでどれを選んでも栄養面で問題はありませんが、ウェットフードの「一般食」だと猫が1日に必要とする栄養がとれません。
ウェットフードをお店で買うときは、「総合栄養食」と書かれているかチェックしてくださいね。
また、猫がかかりやすい下部尿路疾患は、水分補給量が少ないことが原因です。
猫は獲物の体液や血液から水分を補給する性質があるので、ご飯と別に大量の水を飲むのは得意としていません。
そのため、猫にドライフードを与えていると、水不足となることがあります。
適度にウェットフードを与えて、食事からも十分な水分を補給できるようにしてあげてくださいね。
キャットフードの選び方は、簡単に説明すると以下の内容があります。
- 添加物は極力少ないものを
- ミートミールより鶏肉などがいい
- 穀物が多いドライフードを減らす
添加物の少なさ、原材料が肉や魚である、穀物が少ない3つの理由から、私がおすすめするのはウェットフードです。
また、猫は一度にたくさんご飯を食べられないので、1日3回~4回に分けましょう。
回数を増やしてもカロリーオーバーは避けたいので、必要なカロリー計算もちゃんとやっておいてくださいね。
ざっくりとした目安では、4kgの猫ちゃんなら1日320キロカロリーです。
室内飼いにする
猫を長生きさせたいなら、室内飼いは大前提です。
その理由は、室内飼いの猫の平均寿命は16.22歳なのに対して、外に出られる猫の平均寿命は13.75歳というデータがあるからです。
引用:一般社団法人日本ペットフード協会
ひと昔までは猫を外に出すのは普通でした。
イギリスでも猫を外に出す飼い方が主流のようですが、猫を外に出せば感染症や事故のリスクが高くなるので、猫を長生きさせたいならおすすめできません。
また、もうひとつ理由があります。
それは、家庭菜園などにまく農薬や除草剤の存在ですね。
私の家の裏の家庭では、雑草に除草剤をまいていました。
裏の家の人は「雑草にだけ少量だから大丈夫だろう?」」と気を使ってくれているみたいなのですが、それでもうちの猫が「食べ放題のサラダ」みたいに食べていたうちの庭の芝生と除草剤をまいている距離が近かったのでハラハラしました。
猫を自由に外に出すということは、そういったリスクがあるので注意したいですね。
「でもずっと家にいて猫はストレスにならない?」
いえ、大丈夫ですよ。
猫は縄張り意識が強いので、「室内だけ」と決めてしまえば、その室内が猫の縄張りとなるからです。
ただし、ワンルームマンションなど部屋が狭いと猫の運動量が確保できない可能性はあるので、その場合は上下運動ができるキャットタワーを設置しましょう。
室内の事故を防ぐ
猫を完全室内飼いにしても、危険性が0になったわけではありません。
飼い主が少し気を付けるだけで、猫が安全に過ごせるようになるので、室内では次の対策をしましょう。
- 電気コードをカバーする
- お風呂のドアをしめておく
- 夏はエアコンをつけて室温28度以下にする
- 紐や輪ゴムなどは誤飲の恐れがあるので放置しない
- 洗剤や芳香剤の置き場所に注意する
- ユリ科の植物など中毒のある植物を置かない
去勢手術や不妊手術を検討する
生殖器をとる手術をすると、猫が長生きできるかは諸説があります。
一般的には、発情期のストレスが少なくなる、生殖器の病気の予防につながることから、オス猫は去勢手術をメス猫は避妊手術が推奨されているようです。
手術をしたらいいか迷ったときは、以下の記事も参考にしてみてください。
猫の脱走を防ぐ
宅配便が来たちょっとした隙を狙って、猫が外に出てしまうことがあります。
飼い猫が外に出てしまえば、初めて見る車の存在がわからずに、ひかれてしまうかもしれません。
猫を飼っているなら、玄関に高さのあるゲートを設置しましょう。
または、玄関に続くドアを必ずしめるようにすることでも、猫の脱走を防ぐことができます。
手が器用な猫の場合は、網戸もあけてしまうかもしれません。
私の実家で飼っていた猫は頭がよい子で、網戸のような引き戸は自分であけてしまいました。
猫の脱走対策をしっかりやっても、猫はするりと抜けてしまうことがあります。
そのようなリスクを避けるため、猫にはマイクロチップを入れるか、迷子札をつけておいて対処したほうがいいですよ。
私のプロフィール記事でも紹介しましたが、子猫がいなくなったとき保健所に連絡しても見つかりませんでした。
車にひかれた猫の身元がわからなければ、そのまま処分されてしまうのではないでしょうか。
ストレスをできるだけ取り除く
猫を室内飼いするときは、できるだけ猫の本能を生かせるスペースを確保したいですね。
- 猫専用のスペースをつくる
- 上下運動ができる場所をつくる
- 爪とぎを設置してあげる
- トイレをいつも清潔にする
1人でゆっくりできるスペースがあると猫のストレスは軽減できます。
たとえば、キャットタワーを窓辺に設置して、高い場所で猫が過ごしているなら、飼い主は猫を触らないようにしましょう。
また、臆病な猫ちゃんの場合は隠れられる場所が必要なので、ダンボールやベッドなどを部屋の隅に設置する方法もおすすめです。
また、猫がリラックスできる環境を整えるため、次の要素も避けましょう。
- 引っ越しをできるだけ避ける
- 知らない人に無理に合せない
- 大きな音や振動を避ける
猫はとても敏感で怖がりなので、引っ越しや知らない人に会わせるのは避けます。
掃除機の音も嫌いなので、猫がいるならクイックルワイパーやルンバなどを使うといいかもしれませんね。
ちなみに、猫にハーネスをつけて散歩させる行為もストレスになります。
たまに外でも堂々としている猫もいますが、猫に散歩は基本的に必要ありません。
猫をマッサージする
メス猫が病気で亡くなる原因で多いのは、乳がんです。
私が飼っていた猫も乳がんになってしまい、見つけたときはすでに手遅れでどうしようもできませんでした。
猫の闘病生活と猫を失ったショックで、私はパニック発作を起こしてしまいました。
乳がんは猫のお腹に触れて、「しこりがないか?」を調べるしか対処法はありません。
別記事で猫のマッサージで寿命を延ばす対策を紹介しましたが、猫がお腹に触れるのを嫌がらないなら、お腹も撫でてあげるといいですね。
排便や排尿をチェックする
猫のうんちやオシッコは、飼い主が知ることができる猫の健康のバロメーター。
ストレスがあるときや運動不足になると便秘になりやすく、水分補給が足りないと膀胱炎や尿路結石になる恐れがあります。
猫の鳴き声の気持ちを理解しよう
長く猫を飼っていると、猫の鳴き声や仕草だけでも猫の気持ちがわかります。
しかし、猫を飼うのに慣れていないと、猫が鳴いても欲求が通らないことでストレスを感じやすくなるので注意してあげてくださいね。
- ニャーン:ご飯が欲しい、あけて欲しいなど
- ニャー:遊んで、お母さんなど
- シャー:怒って威嚇している
また、猫の顔の表情や尻尾でも猫の気持ちはわかりますよ。
- 目を丸くしている:遊びたい
- 尻尾を立てている:甘えたい、ご飯が欲しい
- 尻尾を振る:機嫌が悪くなってきている
猫に触ってゴロゴロいっていても、尻尾を1秒間隔くらいで左右に振りだしたら「もう、いいよ」の合図で、これ以上やると猫に怒られてしまいます。
猫をお風呂にできるだけ入れない
お風呂が大っ嫌いな猫ちゃんは多いですね。
水に濡れるのが嫌な猫ちゃんや、ドライヤーの大きな音が嫌いな猫ちゃんもいます。
このように入浴自体が猫のストレスになっているなら、入浴は避けましょう。
猫は毎日自分でグルーミングをしているので、毛はほとんど汚れていません。
長毛種で毛が絡んでしまう猫ちゃんは別ですが、短毛種であれば入浴は必要ないですよ。
どうしても猫の体が汚れてしまったときは、洗面器にお湯をはりシャワーは避けてくださいね。
猫を長生きにする秘訣のまとめ
猫を長生きにする方法を多数紹介しましたが、重要なことはウェットフードにする、ストレスを取り除くこと。
食事で猫の体がつくられていくので、タンパク質が豊富で水分補給にもなり、猫本来の食時に近いウェットフードがおすすめです。
また、猫は「誰かに従う」生き物ではありません。
飼い主に従順なペットが欲しいなら犬を選ぶようにしましょう。