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猫がご飯を残すのはなぜ?無駄にせず猫が幸せになる与え方を紹介

猫 ご飯 残す
「猫がちょっとだけご飯を残す……。」
あなたは、こんな悩みがありませんか?

 

飼い主としては、「ご飯がおいしくないのかな?」と心配になってしまいますよね。
また、「すぐにご飯を下げていいのか」「猫は後で食べようと思っているのか」疑問に感じてしまうことがあります。

 

猫がご飯を残す理由は、「お腹がいっぱいだから」です。
胃が小さい動物なので、一度にたくさん食べられないので、お腹がいっぱいになれば猫はご飯を残しますよ。

 

でも「やっぱり心配!」という飼い主向けに、なぜ猫がご飯を残すのかその理由の詳細と、ご飯を残したときの対処方法を紹介します。
この記事を読むと、安心してご飯をあげられるようになりますよ!

 

 

なぜ猫はご飯を残すのか?

猫 ご飯 残す
では、なぜ猫はちょっとだけご飯を残すことがあるのか、その理由から紹介しますね。

 

猫の胃は小さく一度にたくさん食べられないため

ひとつめは、「胃が小さくたくさん食べられない」理由があります。
胃が小さいので、お腹いっぱいになると猫はご飯を残してしまうわけですね。

 

猫の胃の容量は、体重によっても多少変わりますが、200ml前後です。
胃の大きさは体に対して69%で、牛や羊のような草食動物は67~71%で割合が高いので、猫は肉食動物の特徴があります。
引用元:愛玩動物の後腸栄養について

 

肉食動物はタンパク質を消化するのがメインとなるため、胃や腸に食べ物を長時間ため込むことはありません。
ご飯を食べてから2.5時間くらいの短時間で消化してしまうのです。

 

胃の中にある食べ物が消化されれば、猫はお腹が空いてきますね。
だから、猫はちょこちょこ食べが基本で、一度に大量に食べる性質はないので、体に対して胃が小さくなっています。

 

 

いつでも動けるよう身軽にするため

猫は群れを作らず単独で狩りをするので、自分が動けないと食にありつけません。
だから、猫は体が動かせなくなるほど満腹になるまで食べることはなく、腹8分目で食事を終える特徴があります。

 

でも、「家猫なら狩りの必要はないのでは?」
このように思うかもしれません。

 

猫は比較的体の構造が変わっておらず、猫の祖先と似たような特徴を引き継いでいます。
大昔から特徴が変わっていないので、家猫になっても野生の特徴をそのまま持ち合わせていても不思議はないのです。

 

だから、家猫であっても吐くまでご飯を食べる子は少ないはず。
一度に大量のご飯を食べると吐いてしまうので、よっぽど飢えている猫か、野良猫出身で「今食べておかないと、いつ食べられるかわからない!」という危機感が強い猫ちゃん以外は、腹8分くらいでご飯を食べるのをやめているはずですよ。

 

 

ドライフードが酸化しておいしくないから

3つめの問題は、ドライフードの酸化です。
とくにドライフードは食べきりサイズの商品が少ないので、開封後空気に触れて酸化しやすくなるため注意したいですね。

 

いつも食べていたご飯を猫が少し残すようになったら、ご飯の劣化を疑いましょう。

 

酸化したドライフードといっても、飼い主さんはピンとこないかもしれませんね。
たとえば、スーパーで売られている揚げ物のお惣菜を買ってきて、胸焼けした経験がある方ならわかりやすいかもしれません。

 

また、揚げ油が余ったので、容器に保存していたら古臭い味になった経験があるかも。
私の場合は、サラダ油にニンニクを入れて風味をつけようと思って長期保存容器に入れておいて、いざ調理に使ってみたときに「なんだこれ!おいしくない!」と思って捨てた経験があります。

 

古くなった油を人が食べてもマズイと思うのですから、嗅覚がすぐれている猫が酸化したドライフードを嫌うのも何となくわかりますね。
猫は味覚自体それほど発達していないのですが、ニオイで食べられるものかを判断しているので、油が酸化したドライフードを食べて「これおいしくない!」と思い残してしまっているのかもしれません。

 

猫がご飯を残したらどうする?

猫 ご飯 残す
では、猫がご飯を少しだけ残すようになったら、どうしたらいいのか対処方法を紹介しますね。

 

1日のご飯の回数を増やしてみる

まずは、1日に与えるご飯の回数を増やしてみてあげてください。
なぜなら、一度にたくさんの量を食べられない猫の場合は、数回に分けてご飯を与えたほうが猫にとってストレスが少ないからです。

 

数回に分けるなら、1日のご飯の量は守るようにしましょう。
ご飯の量を増やすと肥満の原因となるので、量は守りながら回数だけを増やす感じです。

 

たとえば、以下のように分けてご飯を与えてみてくださいね。

  • 朝起きたとき:1回目のご飯
  • 朝出かける前:2回目のご飯を置き餌に
  • 帰ってきたら:3回目のご飯
  • 就寝前:4回目のご飯

 

1回のご飯を残すようなら、その猫ちゃんが食べきれない量なのでしょう。
分けてご飯を与えるようになれば、猫ちゃんが「いつご飯にありつけるかわからない!」という不安感が少ないので、少量でも満足してくれるようになります。

 

ご飯の回数を増やすと、血糖値が急激に上がりにくくなり、肥満予防にもおすすめ。
回数を増やす方法は飼い主さんにとって少し大変ですが、長生きできる猫にするため、少し工夫してみてくださいね。

 

 

ほとんど残したら念のため病院を受診する

いつもは1回のご飯を完食するのに、ある日だけご飯をほとんど残したら、少し様子をみたほうがいいかもしれません。
1日くらいなら夏バテや季節の変わり目など一時的な食欲の変化ですが、2日~3日続くようなら病院を受診したほうが安心ですね。

 

病気が隠れているなら、早期発見ができます。
とくに問題ないことも少なくないので、健康診断を兼ねて動物病院を受診すると安心ですね。

 

残したウェットフードは捨てること

猫ちゃんにウェットフードを与えているなら、残したウェットフードは捨てること。
防腐剤が入っていない商品がほとんどなので、開封して猫が口をつけたものは傷みやすくなるため、捨ててしまいます。

 

ウェットフードを一度に食べきれないときは、清潔なスプーンなどで取り分けてから、ラップで覆って冷蔵庫への保存がおすすめです。
その日に食べきるのが基本ですが、缶詰やパウチを残すようなら冷蔵保存が可能なので、利用してみてくださいね。

 

 

猫がご飯をちょっと残すのはお腹がいっぱいのサイン

猫がちょっとだけご飯を残すなら、1回のご飯の量が多いのでしょうね。
もともと猫はちょこちょこ分けて食べる習慣があるので、一度にたくさんのご飯を食べられなくても普通ですよ。

 

ご飯を残すようなら、1回のご飯の量を減らして、与える回数を増やす方法がおすすめ。
回数を増やすといいことが多いので、ぜひ試してみてください。

  • ご飯の満足感が高まる
  • 肥満になりにくい
  • 食後に吐くことがなくなる

 

人間からすると「1回のご飯が少ないと可哀そうでは?」と思ってしまうのですが、猫はもともと少しの量を分けて食べる性質があるので問題なし。
回数を分けることで、かえって猫は「いつでもご飯がもらえる!」という安心感が高まり、1日に何度もご飯がもらえて幸せに感じているはずです。

 

成猫は1日2回のご飯が一般的に知られていますが、成猫でも1日3回~4回に分けても問題ないのです。
むしろ回数を増やしてあげたほうがメリットは多いので、飼い主さんの都合がつくようなら、ぜひ実践してみてくださいね。

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当ブログは、14種類の総合栄養食ウェットフードを自ら試食しました

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