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猫のご飯は出しっぱなし?それとも計る?自分に合う方法を選ぶコツ

猫 ご飯 出しっぱなし
「猫のご飯は出しっぱなしでも大丈夫?」
あなたは、こんな悩みがありませんか?

 

猫のご飯の与え方は、以下の2つに分かれるようですね。

  • 出しっぱなしで猫が食べたいようにする
  • 肥満にさせたくないので計って与える

 

「猫のご飯を置き餌にするのはNG」
このような情報を見かけることがありますが、一概にいえないのです。
それは、猫はちょこちょこ食べする動物だから。

 

この記事では、「計ってご飯を与えたほうがいい」「出しっぱなしでOK」の2つの側面からメリット・デメリットを紹介しています。
紹介する情報を参考にして、飼い主さんの考え方でどちらのご飯のあげ方にするか決めてみてくださいね!

 

 

猫のご飯は出しっぱなし?それとも計って与える?

猫 ご飯 出しっぱなし
それでは、両方の主張を見ていきましょう。

 

猫は食べたいときに食べたいだけ食べるので出しっぱなしOKの主張

猫のご飯を出しっぱなしにしてもOKなのは、以下の理由があるからです。

  • 猫は必要な栄養を必要なだけ摂取する能力がある
  • 猫はちょこちょこ食べが好き

 

猫は食べたいだけ食べるので、「肥満になることはない」という主張ですね。
ちょこちょこ食べては休み、お腹が空いたらまだちょこちょこ猫が食べるのは、猫の胃が小さいからです。

 

猫は単独で狩りをする生き物なので、満腹だと狩りができませんね。
狩りができないと死に直結するので、だから猫の胃は小さくできていて、俊敏に動けるよう満腹になるまで食べることはないのです。

 

また、猫は一度にたくさんの獲物を食べないので、少量でも自分の体に必要な栄養が本能的にわかっているともいわれています。
猫にとって重要な栄養素とはタンパク質ですね。

 

タンパク質が不足すれば体は維持できないので、猫はネズミ・野鳥・カエル・昆虫などタンパク質が豊富な獲物を捕まえて食べています。
これらの獲物なら少量でもしっかりタンパク質が補えて、タンパク質による糖新生で糖質も補うことができるので、猫にとって炭水化物は多く必要としていません。

 

このような理由から、家猫であってもタンパク質がちゃんと補えるなら、出しっぱなしでもOKです。

 

安いドライフードだと炭水化物が第一原料のため、猫は「もっとタンパク質が欲しい!」と本能的に感じて食べ過ぎている恐れがあるので注意してあげてくださいね。

 

出しっぱなしは肥満になるから計って出したほうがいいの主張

一方で、「猫の置き餌は肥満の恐れがあるのでNG」という主張もあります。
確かに、猫がご飯を食べすぎてしまうなら、1日のカロリーをオーバーして太る恐れが高まるので、注意したいですね。

 

人にとって少し量が多いと感じても、体の小さい猫にとっては大きな問題だから。
「きちんとご飯を計って与えたほうがいい」と主張する獣医さんが多いのも、猫にとってはほんの数粒ドライフードが多いだけでも、肥満になる恐れがあるからです。

 

とくに注意したいのは、野良猫出身だった猫ちゃんの場合です。
一度飢えをしった猫の場合は、異常なほどご飯に執着してしまうので、ガツガツ食べてしまいカロリーオーバーになることがあります。

 

猫にしてみると、「今食べないと、いつ食べられるかわからない!」という恐怖感があるわけですね。
こういった恐怖心で食べ過ぎてしまう猫がいるなら、「いつでもご飯があるよ!」とわからせてあげて、少しずつ安心感を与えるしか対処法はありません。

 

この場合のおススメの方法は、1日のカロリーを変えずにご飯の回数を増やすこと。
1日2回だったのを3回~4回に増やすと、1回のご飯の量は少なくなるので満腹にはなりませんが、その代わり「いつでもご飯がある!」という安心感から、異常なほどのご飯への執着が少しずつ減っていきますよ。

 

こういった猫ちゃんには、ご飯を出しっぱなしにするのではなく、1日のご飯の量を変えないで回数を増やす対策を試してみるといいですね。

 

 

猫のご飯を出しっぱなしはNGだとされるのはメーカーの問題かもしれない

猫 ご飯 出しっぱなし
猫が本能で生きていて、きちんとタンパク質が補えていれば、ご飯を出しっぱなしにしても猫が食べ過ぎる心配はないと紹介しました。

 

でも、「うちの子は、ご飯を出しっぱなしにすると、全部食べちゃうんです……。」
こんな猫の場合もあるかもしれません。

 

では、なぜ猫の個体によって、これほどまで違いがあるか考えてみたいと思います。
それは、「ペットフードメーカーが儲かるよう仕向けた問題」があると、私は考えています。

 

食いつきをよくするため猫を飢えさせている?

まずは、ペットフードメーカー側に立って、儲かる仕組みを考えてみましょう。
キャットフードをたくさん買ってもらうためには、猫の食いつきがよくなければなりませんね。

 

すでに説明したように、猫は空腹でなければ食べない性質があります。
野生の動物からすると当たり前なのですが、人間の私たちはお腹が空いていなくても別腹があるので、忘れてしまっているのかもしれません。

 

たとえば、お腹いっぱいになるまでご飯を食べたのに、「おいしいケーキを買ってきたから一緒に食べよう!」と言われると、何となく食べられる気がしますよね。
ある実験では、本当に胃のスペースが空いて、ケーキが食べられるように体が変化している状況が確認されたそうです。

 

このように、人間は別腹が存在しているので、「猫が満腹なら食べない」という特徴は少し信じられないかもしれません。
しかし、野生動物も同じことなので、別腹があるのは人だけなのではないでしょうか。

 

たとえば野生のライオンが満腹の状態であれば、草食動物が目の前を通っても襲われない現象が起きるのをご存じでしょうか。
ライオンが満腹で寝ころんでいるなら、草食動物はそのことを知っているようで、ライオンのすぐそばを通ることもあるそうですよ。

 

では、「満腹だと食べない猫」に食べさせるにはどうしたらいいのでしょうか?
単純な話で、猫に与えるご飯の間隔を長くすればいいだけですね。

 

本当は、猫はちょこちょこ食べなのに、朝と夜しかご飯をもらえなかったら?
そうです、どんなにおいしくないキャットフードだろうと空腹なので食いつきがよくなり、メーカー側にしてみれば「商品が売れる!」仕組みとなってしまうのです。

 

このようなペットフードの闇があるので、「猫には1日2食」の常識が出来上がったのかもしれませんね。
現に、私も最近まで猫には1日2食がいいと本気で思いこんでいて、猫には1日3回~4回ご飯を与えてもOK、むしろ猫は回数が多いと好むという事実を知りませんでした。

 

ペットフードメーカーとしては、猫にできるだけ飢えてもらい、空腹状態にして食いつきをよくし飼い主さんに「このフードは猫が喜ぶ」と思わせたいわけですね。

 

結局はペットフードメーカーが儲かるため?

「猫には1日2食」の習慣ができあがったのも、「置き餌はNG」だといわれることがあるのも、猫を満腹にさせるとペットフードメーカーが儲からないからだと考えることができますね。

 

ご飯の回数を減らせば、猫はお腹が空いているのでご飯をくれる飼い主に甘えるそぶりを見せるので、かわいいかもしれません。
でも、本来猫はちょこちょこ食べする生き物なので、大きなストレスとなっているのかもしれませんよ。

 

このような状況から考えると、2つの選択肢がおすすめだといえます。

  • タンパク質が豊富なドライフードなら置き餌OK
  • 置き餌を避けたいならご飯の回数を増やすこと

飼い主さんの考え方や都合にあわせて、これら2つの方法から選んでみてくださいね。

 

猫のご飯を出しっぱなしにするときの注意点

猫 ご飯 出しっぱなし
「猫のご飯は出しっぱなしOK」だと説明しましたが、ただ出しっぱなしにするだけでは猫の寿命を長くすることはできません。

 

置き餌はドライフードにすること

衛生面を考えると、置き餌はドライフードにしましょう。
ウェットフードのほとんどは防腐剤が無添加なので、置き餌には適していないからです。

 

ご飯を入れるお皿は毎日洗うこと

衛生状態を保つため、ご飯を出しっぱなしにする場合でも、ご飯を入れるお皿は毎日洗ってくださいね。
余っているフードがあるなら、別容器に取り分けて洗えばOKです。

 

古くなり酸化したドライフードは捨てること

ドライフードの油分が長時間空気に触れると酸化するので、古くなったものは捨てます。
1日くらいなら置き餌にしても問題ないとは思いますが、古いご飯が残っているのに新しいフードを継ぎ足すのはNGですね。

 

ドライフードだけだと水分不足になりやすいのでウェットフードも与える

猫がなりやすい病気といったら、尿路疾患があります。

 

私が飼った猫も膀胱炎や尿路結石に何度もかかり、療養食や病院通いを続けて苦労した経験があります。
お金や手間がかかるのももちろん辛いけど、何より猫が苦しんでいる姿を見るのは飼い主として一番辛いですよね。

 

猫が尿路疾患になる原因は、はっきりわかっていない部分もありますが、ご飯で予防できる可能性があるので、私個人はウェットフードをおすすめしています。
その理由は、ウェットフードだと水分が多いからですね。

 

猫は水をたくさん飲むのが得意ではなく、もともと獲物に含まれる水分から摂取する特徴があります。
水を飲むのが苦手な子だと、ドライフードでは尿路疾患にかかりやすいので、水分が多いウェットフードで予防をしてあげる方法がおすすめです。

 

ご飯を出しっぱなしにするときはドライフードしか選べませんが、尿路疾患対策として1日に1回くらいはウェットフードを与えると安心ですよ。

 

ドライフードだけだと炭水化物が過剰になりやすい

私が猫のご飯にウェットフードをおすすめする理由は、ドライフードだと炭水化物の量が過剰になりやすいからです。

 

とくに注意したいのは、安いドライフード。
安いドライフードは原材料を安くしなければならないので、仕入れ値の安い炭水化物でかさ増していて、猫の満足感が少なくなり食べ過ぎてしまう恐れがあります。
原材料の一番目に書いてあるのが、配合量が多い原材料なので、一番目に穀物が書かれているドライフードは注意してあげてください。

 

猫はタンパク質を要求する動物なので、炭水化物メインのドライフードだとお腹が満たされず、余計に食べすぎるので安いドライフードは置き餌には向いていません。
ドライフードを選ぶなら、原材料のトップに肉・魚が書いてあるものを選んで、粗タンパクは30%以上なのかチェックしてみてくださいね。

 

猫の満足感を高めるなら、主原料が肉や魚のウェットフードがおすすめ。
ドライフードは安さや成型のため炭水化物がメインになりますが、ウェットフードなら固める必要がない分、肉や魚の量を多くできるためです。

 

猫のご飯は出しっぱなしOKだけと種類や与え方に注意しよう。

まとめると、猫のご飯を出しっぱなしにするときは、以下に注意してくださいね。

  • 置き餌はドライフードにすること
  • ドライフードはタンパク質が多いものを選ぶ
  • 水分とタンパク質補給のためウェットフードも与える

 

飼い主が日中仕事で家にいられないなら、日中はドライフードで置き餌にするといいかも。
でも、猫の満足感や水分補給を高めるために、1日1回くらいはウェットフードも与えてあげてくださいね。

 

猫本来の本能からいえば、ご飯を出しっぱなしにしても食べ過ぎる心配はありません。
でも、炭水化物がメインの粗悪なドライフードだけでは、猫の満足感が少なくなり食べ過ぎてしまうので、注意してあげましょう。

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