猫に食べ物のバターは大丈夫。便秘や投薬対策に餌として使おう!

猫とバター
猫がバターのニオイで近寄ってきて欲しがると、飼い主さんは「猫にバターを与えても問題ないか?」が気になりますよね。

 

バターは猫に与えても大丈夫です。
しかし、猫によっては体に変化が現れることもあるため注意しましょう。

 

猫の便秘対策や、投薬対策としてバターを使う裏技も紹介します。

 

 

猫にバターを食べさせても大丈夫な理由

猫とバター
猫がバターを食べてしまったら、猫の体への影響が気になりますよね。
バターを猫に食べさせても問題がないのでしょうか?

 

バターは猫に悪影響が出る成分は入っていない

 

バターとは生乳100%で作られている食べ物で、猫に悪影響を及ぼす成分は含まれていません。


 

そのため、猫にバターを与えても大丈夫ですが、幾つか問題点もあるので、猫に大量のバターを食べさせないでください。
猫が「飼い主さんのバター付きパンを食べてしまった!」場合は、慌てることはないでしょう。

 

個体によっては飼い主さんがパンを焼いていると、バターのニオイにつられて猫が寄ってくることもあります。
どうしても猫が食べたがるようなら、指先にちょっとだけバターをつけて、猫に舐めさせる程度なら大丈夫です。

 

猫にバターを与えるときの注意点

猫とバター
猫にバターを与えるときは、いくつか注意点があります。
健康を害さないためにも、下記で紹介する項目をチェックしましょう。

 

無塩バターを与えること

一般的なバターには食塩が含まれているので注意してください。

 

バターに含まれている塩分は、100gあたり1.4gです。
猫が塩分を大量に摂取すると腎臓に負担をかける恐れがあるため、猫にバターを与えるときは、無塩バターを選んでください。

 

1日に猫に与えてよい塩分量は3g相当で、塩分が含まれるバターを200g食べれば許容範囲だといえます。
通常猫が200gものバターを食べることないため、バターで塩分の過剰摂取になることは少ないですが、猫の健康のことを考えて無塩バターを選びましょう。

 

少量だけ猫に与えること

バターは生乳100%で作られているもので、猫は乳糖を分解する酵素を持っていないので、たくさんバターを食べ過ぎると下痢する恐れがあります。

 

「猫に牛乳を与えてはいけない」といわれるのも同じ「乳糖を分解できない」ためです。
バターの場合は猫が食べる量が少ないので、下痢しない可能性もあります。

 

乳製品を食べるとお腹がゆるくなる体質の猫には、バターも避けるようにしましょう。

 

また、バターは脂肪分が多く、猫にたくさん食べさせると肥満リスクがあります。
脂質のカロリーは1gあたり9kcalで、炭水化物やたんぱく質より多いです。

 

猫にも脂質は必要な栄養素ですが、バターとして与えるとカロリーオーバーになる可能性があります。

 

マーガリンは猫に与えない

猫とバター

マーガリンはバターとは別物の食品のため、猫に与えないでください。

 

バターとは生乳100%で作られているもので、マーガリンは植物性や動物性の油脂から製造したものです。
マーガリンには「トランス脂肪酸」が多く海外では健康への影響を考えてマーガリンの使用を避けているメーカーも多くあります。

 

健康リスクがある成分が含まれているマーガリンは、あえて猫に与える必要はないでしょう。

 

乳製品にアレルギーを持つ猫に与えない

猫の中には乳製品アレルギーを持つ子もいるため、その場合は猫にバターを与えないでください。

 

アレルギーリスクがあるのは肉類や魚類が多く、続いて乳製品です。
鶏肉のアレルギー割合の次に乳製品アレルギーが多いため、猫にバターを与えるときは体調に注意してください。

 

食品アレルギーは日ごろから食べる機会が多いもので反応しやすいので、猫に積極的にバターを与えるのはおすすめできません。
猫にとってバターはあくまでも嗜好品で、ごくたまに与えるようにしてください。

 

猫の健康管理に使えるバター

猫とバター
わざわざ猫にバターを与える必要性はありませんが、健康効果を狙ってバターを使う場合もあります。

 

便秘の解消

便秘の猫にバターを食べさせると、便の滑りを良くする効果が期待できます。

 

そもそも猫が便秘になってしまう原因は、水分不足や加齢により筋肉が低下することです。
トイレが汚れていたり、多頭飼いでトイレができなかったりするのも、猫が排便を我慢するので便秘の原因になります。

 

猫は問題がなければ1日1回は排便するのが普通で、3日便が出なければ動物病院を受診してください。
動物病院に行く前の対処療法として、バターやオリーブオイルを使って便の滑りを良くする対策が使えます。

 

バターやオリーブオイルに含まれるオレイン酸が、便を柔らかくします。
しかし、バターよりオリーブオイルのほうがオレイン酸は多いため、便秘対策としてはオリーブオイルのほうがおすすめです。

 

粉薬を混ぜる

猫とバター

猫がバターを食べるようなら、粉薬とバターを混ぜて薬を飲ませられます。

 

多くの飼い主さんは、「病院からもらった粉薬を猫に飲ませられない!」と悩んでいるのではないでしょうか。
錠剤だと猫の喉に入れるのが難しく、かといって粉薬を餌に混ぜると食べてくれないことがあります。

 

猫に薬を飲ませるのが大変なときは、バターと粉薬を混ぜて与えましょう。
バターの油分で粉薬が覆い隠されて、猫は薬の味やニオイが気にならないことが多いようです。

 

粉薬とバターを混ぜたら、猫の鼻にチョンと乗せます。
すると猫が鼻の上のバターが気になり、ペロリと薬を舐めてくれます。

 

毛玉の排出を促す

バターを使った便秘対策と同様に、猫の腸に溜まった毛玉の排出にもバターが活躍します。

 

とくに病気でもないのに猫の食欲が低下したら、毛球症を疑うようにしましょう。
毛球症になっている場合は、動物病院でレントゲン撮影をしても影が写らないことが多く、その場合は毛球症を疑います。

 

便秘の症状も出ているなら、バターを猫の鼻に付けて舐めさせてみてください。
腸に大量の毛が溜まっている場合は、うんちと一緒に毛も出てくるでしょう。

 

食欲を出す

猫とバター

バターが高カロリーの特徴を利用して、食欲がない猫にバターを食べさせる対処方法があります。

 

高齢猫の場合や、病気後の猫の場合は、カロリー摂取が優先されます。
餌から必要なカロリーが摂取できないときは、獣医さんに相談しながらバターを与えてください。

 

動物病院にはペースト状の高カロリー食も扱っています。
猫がバターを食べるようなら、バターでとりあえずのカロリー摂取するのもいいしょう。

 

 

まとめ

飼い主さんがパンを焼いていると「猫が欲しがる」場合は、ごくたまに猫にバターを与えるのは問題ありません。
猫にバターを与える場合は、猫が下痢しないか確認してあげてくださいね。

 

バターは猫の便秘や毛球症対策、薬を飲ませる対策としても使えます。
いざというときにバターは役立つので、猫がバターを嫌がらないか確かめておくといいかもしれません。