猫の布団での粗相対策

猫の粗相
「トイレの環境は問題ないのに、猫が寂しさから粗相してしまう・・・」
このような問題があると、どう解消していいか迷いますよね。

 

猫の粗相はわざとや嫌がらせではなく、トイレの掃除が悪いときや、寂しさ、病気などいろいろな原因があります。
治らないと嘆く前に、原因別の解決法を試してみませんか?

 

合わせて、布団の洗い方や、臭い消しの方法も紹介します。

 

 

粗相しやすい猫の種類

猫粗相

  • メス
  • さかりの時期
  • 去勢後のオス

粗相しやすい猫の種類は、いろいろなタイプがあります。

 

最初に確認しておきたいのが「猫の去勢や避妊手術をしているか?」ということです。
若い猫で去勢や避妊をしていない場合、発情期の時期にマーキングの意味で粗相をしやすくなります。

 

去勢や避妊手術は生後6か月から可能なので、早めに対応しておきましょう。

 

猫が粗相をする場所

猫粗相

  • トイレ
  • 布団
  • カーペット
  • ホットカーペット
  • フローリング
  • ビニール袋
  • ソファー
  • キャリー
  • ケージ

猫が粗相をする場所も、いろいろな場所があります。

 

トイレの環境が気に入らない場合は、猫は布団やカーペットなどで粗相をします。
家族の中で特定の人だけの布団の上で粗相する場合は、その人を好きすぎる可能性が高いです。

 

キャリーやケージ、ビニール袋の上での粗相は、もしかしたら病気かもしれません。
猫が粗相する具体的な原因は次の項目で紹介していきます。

 

猫の粗相が治らない原因は?

猫粗相
猫の粗相は「トイレの問題」「寂しい」「環境の変化」などが原因のことが多いです。
飼い主さんは猫の様子をよく観察して、原因が隠れていないか考えてみましょう。

 

猫の粗相はわざと?

猫の粗相は「わざとする」ということはありません。

 

何か猫の不満になる原因が隠れているか、病気が隠れているかのどちらかです。
猫は獲物をとるため自分のニオイを消そうとする生き物で、自分が気に入らない環境では排泄をしません。

 

猫の粗相が急に始まった

猫の粗相が急に始まった場合は、環境の変化をよく考えてみましょう。

 

例えばトイレの環境が変わった、飼い主のライフスタイルが変わった、急に病気になったなどの原因が考えられます。
猫が粗相するようになった時期をよく考えてみると、その原因がわかりやすいでしょう。

 

うんちだけ粗相をする

猫によってオシッコはちゃんとトイレでするのに、うんちだけNGというケースも。

 

基本的にオシッコやうんちを使い分けているわけではないため、どちらの粗相も原因は同じです。
ただし、例外として多頭飼いの猫のケースがあります。

 

複数の猫が同じ環境で飼われていると、強い立場の猫がうんちを隠さず周りの猫にアピールすることがあります。
うんちを隠さない行為は「ディスプレイ行為」といって、自分の地位を見せつけているのです。

 

猫は本来自分のニオイを消すため、うんちを砂の中に埋めます。
しかし、複数の猫を飼っていて自分の立場をあげたいとき、わざと自分の地位の高さをアピールするように、うんちを埋めないことがあるのです。

 

猫の粗相は嫌がらせ?

猫が誰かのことが嫌いで、その人の布団の上だけ粗相をすることはありません。

 

特定の誰かの布団だけに粗相をするなら、逆にその人のことが好きすぎるのです。
猫は「嫌いだから粗相してやろう」という考え方は持ちません。

 

逆にその人のことが好きすぎて、構って欲しいアピールとして粗相をすることがあります。

 

粗相をするのは寂しいの?

猫粗相

猫は寂しい気持ちを紛らわせるため、粗相をしてしまうことがあります。

 

粗相の原因は第一にトイレの環境の悪化ですが、猫が特にトイレに不満を持っていないなら、猫が寂しがっている可能性があるでしょう。
飼い主さんに構ってもらえないと、猫の分離不安によって粗相をします。

 

猫がトイレ以外の場所でオシッコやうんちをしたとき、飼い主さんはビックリして猫を構うはずです。
飼い主さんの行為を猫が覚えていて、「ここでオシッコやウンチをすると構ってもらえる」と認識しています。

 

飼い主さんは粗相をされて猫を叱っているつもりでも、猫にとっては「構ってくれた」と喜んでいるのかもしれません。

 

お留守番のときに限って粗相をする

猫の粗相が、飼い主さんが留守番のときにおきたら、寂しさによる粗相は決定的になります。

 

飼い主さんがいるときはちゃんとトイレで排泄するのに、飼い主さんが1日家をあけたときに限って、布団など違う場所で粗相したら、猫は寂しいのでしょう。

 

猫が寂しさのあまり粗相をする場合は、飼い主さんがもっと猫を構うことが解決策です。
1日で「食後は必ず遊んであげよう」と猫との触れ合い時間を決めると、猫も「ご飯を食べたら構ってくれる」ことがわかっているため、ストレスが減ります。

 

猫を構う時間は1日10分や15分など、わずかな時間でも大丈夫です。
毎日同じ行動を繰り返すことで、猫も必ず飼い主さんから構ってもらえることがわかっていて、不安も解消されやすいでしょう。

 

 

猫にストレスが溜まっている

猫はとてもデリケートで嫌なことがあると、粗相を繰り返すようになります。

 

たとえば、トイレで排泄しているときに、「人がぶつかってきた」「トイレをしているところをじっと見られた」などの問題です。
一次的な粗相なら猫も忘れてくれたのでしょうが、長期的に続く場合は猫のトイレの環境を変えなければなりません。

 

ほかにも「家族が増えた」「猫が増えた」など環境の変化も、猫にとってストレスです。
猫は環境の変化があっても、自分だけの落ち着く場所が確保されていると、ストレスに対処することができます。

 

キャットタワーを設置して、その猫専用のスペースを作りましょう。
猫が増えたとしても、高い場所で誰にも侵されないスペースが確保されていると、猫は環境に適応してくれます。

 

また、窓の外に野良猫の姿をよく見るようになり、それがストレスになっていることもあります。
家の周りの庭は猫にとって縄張りの一部で、窓越しでは対処することができず、猫にとって大きなストレスです。

 

キャットタワーを設置して、飼い猫が高い位置になるようにしましょう。
猫は高い位置にいると、自分が有利だと認識して、ストレスが軽減されます。

 

猫の粗相は病気?

猫粗相
猫の粗相が急に始まった場合は、病気も考えられます。
いつもトイレで排泄できていた猫が失敗するようになったら、病気を疑いましょう。

 

膀胱炎や尿路結石の可能性も

猫は尿路疾患になりやすい生き物で、オシッコのトラブルに注意が必要です。

 

水を飲む量が少ないと、ストラバイトの影響で尿路結石になりやすいです。
膀胱炎や尿路結石になると、オシッコが出にくくなり、布団やビニール袋の上でも排泄しようとします。

 

尿路結石は猫にとって痛みも感じているため、「ウォー」と遠吠えのような鳴き声を発することもあります。
猫は痛みや苦痛があっても表情に出さないのに、それだけ変化が現れるのですから、猫にとって相当な苦痛なのでしょう。

 

オシッコが出ないと死ぬこともあるため、早めに病院を受診してください。
薬を飲むと大抵は1日で、猫を苦痛から解放してあげることができます。

 

生まれつき膀胱が小さい子もいる

先天的な問題から、生まれつき膀胱が小さく、粗相しやすい子がいます。

 

原因不明の猫の粗相があったら、まず病院を受診して検査を受けてください。
健康診断を受けていると、膀胱の問題も発見しやすいでしょう。

 

膀胱が小さい子は腎臓の病気にもなりやすく、早めに気が付くことが重要です。

 

猫の粗相のしつけ

猫粗相
猫が粗相するようになったら、しつけが必要かもしれません。
しつけといっても猫を変えるのではなく、飼い主さんが対処することがメインです。

 

粗相をしても怒らない

猫が粗相をしても「わざと」や「嫌がらせ」ではないため、猫を怒らないでください。

 

飼い主さんが猫の粗相で怒ってしまうと、猫にとって「オシッコしたら怒られた」と勘違いする可能性があります。
オシッコすると嫌なことがあると認識した猫は、隠れた場所でオシッコをするようになるでしょう。

 

猫は好きなときにオシッコができなくなり、膀胱炎になるリスクもあります。
粗相に対し怒る行為は、逆効果だと覚えておきましょう。

 

 

猫が疲れるほど遊んであげる

猫が構って欲しさから粗相をするようなら、猫と遊ぶのが一番の対策です。

 

「猫は気まぐれ」「猫は一人が好き」ともいいますが、いつも1匹で過ごす猫は、飼い主さんとの触れ合いを何よりも楽しみにしているはずです。
個体によっても性格は違うので、甘えん坊の猫もいます。

 

猫は犬より構う時間が少なくてもよいペットでもあるため、飼い主さんが忙しいとついつい猫を後回しにしてしまうこともあるでしょう。
短時間でも猫は満足するので、1日1回は必ずスキンシップを取るようにしてください。

 

トイレの環境を変える

猫粗相

猫はお世話に手間がかかりませんが、トイレの環境だけは拘る必要があります。

 

トイレに問題を抱えている場合は、猫がストレスを感じて粗相しやすくなるでしょう。
汚れたらすぐに掃除することはもちろんですが、いろいろなトイレの環境が猫の粗相と関係しています。

 

体の1.5倍あるトイレに変えてみる

猫は少し広めのトイレを好む子が多いようです。

 

排泄をしたら体の向きを変えて砂をかけなければならず、そのときに体の1.5倍くらいのスペースが必要となります。
猫の体に対して小さいようであれば、少し大きいサイズのトイレに変えてあげましょう。

 

トイレのカバーが苦手な子もいる

トイレカバーは猫が安心して排泄できる一方で、臭いがこもって嫌がる子もいます。

 

蓋を付けたときと比べて、外したときで粗相が減るか確認してみましょう。
子猫の場合も蓋があることでトイレに入りにくいことがあります。

 

小さい砂が好きなどその子によって好みが分かれる

トイレの砂も、猫によって好みが分かれています。

 

大きな粒の砂だと肉球に挟まって、猫が嫌がることがあります。
小さな粒の砂なら、野生の環境にも近いトイレになりやすいでしょう。

 

多頭飼いの場合はトイレの数を増やす

複数の猫を飼っている場合は、トイレの数が問題となっていることもあります。

 

多頭飼いの場合は、猫の頭数+1が基本です。
1匹が2か所のトイレを使ってしまっても、1つ多く用意することでどの猫も排泄できるようになります。

 

トイレを落ちついた場所に移す

人も「誰かに見られている場所」や「うるさい場所」での排泄が嫌なように、猫も落ち着いた環境のトイレを好みます。

 

落ち着いた場所といっても、猫が過ごす場所から遠すぎる場所もよくありません。
猫が過ごす場所から行きやすく、人の行き来が少ない場所の設置がおすすめです。

 

 

猫の粗相の臭い対策

猫に粗相されたら、猫を叱らず無言でその場所のニオイを消しましょう。
ニオイが残っていると、また同じ場所で粗相する可能性が高くなるからです。

 

臭い消し

猫粗相
「猫ピタ」は99.99%が天然成分の、猫用臭い消し商品です。
乳酸菌の力で猫のオシッコのニオイを分解するもので、粗相された場所に染み込むくらいスプレーします。

 

木材や布団、ソファーなど、丸洗いできない場所に使うことができます。
スプレー後は発酵臭がしますが、乾くとなくなるため安心です。

 

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フェリ ウェイ

フェリ ウェイ
フェリ ウェイとは、猫のフェロモンで粗相などのしつけができる商品です。
猫によっては粗相が治らないこともありますが、試してみる価値はあります。

 

とくにフェリ ウェイは猫のスプレー行動の抑制に使われています。
猫がトイレや寂しさで不満を持っている場合は、フェリ ウェイで根本的な解消にならない可能性があります。

 

 

またたび

またたび
猫のストレスが溜まっていると判断する場合は、またたびを与えてみましょう。

 

最初はまたたびの粉末状のものを、少量から与えるようにしてください。
一度に大量に与える必要はなく、1回で耳かき半分くらいです。

 

重曹

重曹
粗相してしまった場所の掃除は、重曹が使えます。

 

最初に粗相をしたオシッコを布で拭き取ります。
その上から重曹をふりかけて、染み込んだオシッコの水分を重曹で吸い取らせましょう。

 

重曹が乾くまで放置したら、最後に掃除機で重曹を吸い取ります。
食品にも使われる重曹なら、猫がいる家庭でも安心して使えるでしょう。

 

粗相防止スプレー

猫粗相
犬や猫が好まない香りを使って、粗相対策をするスプレー商品です。

 

粗相された場所はよく掃除してニオイを除去しておいてください。
その場所に粗相防止スプレーをすると、人間にはわからないニオイですが、猫が嫌がる香りで粗相を防止できます。

 

 

クエン酸

猫粗相
天然成分で消臭したい場合は、クエン酸が役立ちます。

 

猫のオシッコはアルカリ性のため、酸性のクエン酸を使って中和します。
200mlの水に対して小さじ1杯のクエン酸を溶かし、消臭スプレーを作りましょう。

 

オシッコをされてしまった場所に、クエン酸スプレーを吹きかけて消臭します。

 

スチームクリーナーで洗う

カーペットやソファーなど丸洗いできない部分は、スチームクリーナーを使う方法もあります。

 

スチームクリーナーは蒸気の力でニオイや汚れを浮かす方法です。
あらかじめオシッコを布で吸い取ってから、スチームクリーナーの蒸気を当ててください。

 

布団に粗相をされたときの対策

猫粗相
猫の粗相は布団でやってしまうケースも少なくないようです。
粗相がおさまるまで丸洗いはできないため、いろいろな対策をしてみましょう。

 

布団の洗い方

洗たくタグで「洗濯機マーク」が付いているものは家庭で洗たくしましょう。

 

布団を洗う前に、布団が入る大きめの洗濯ネットを用意してください。
すっぽりと洗濯ネットに布団を入れたら、洗濯層に布団を入れます。

 

洗剤は後で入れるとムラになりやすいため、事前に溶かしておいてください。
洗濯機に入らない布団は、浴槽を使って足で踏み洗いすることができます。

 

浴槽の端で布団を干して、ある程度水分が切れてからベランダに干します。

 

布団の消臭方法

布団に粗相をされてしまったら、重曹やクエン酸以外の方法でも消臭できます。

 

市販の紫外線UVランプで除菌するグッズの利用もおすすめです。
一般的にはダニを死滅させるために使いますが、同時に熱風も出るため、猫の粗相後のニオイ消しにも使うことができます。

 

ニオイの根本的な解消にはならないかもしれませんが、布団を太陽の光に当てて、紫外線で殺菌する対策もおすすめです。

 

布団にカバーをかける

布団カバーにオネショ用のシーツをかけて、オシッコの染み込みを防ぎましょう。

 

市販の商品では子ども用のオネショシーツ、介護用の防水シーツなどが役立ちます。
布団をまるごと包む商品は少ないのですが、ある程度の染み込み防止にはなるでしょう。

 

布団をクリーニングに出す

家庭で布団を洗うことができない場合は、布団をクリーニングに出しましょう。

 

最近はネットで注文できる、布団丸洗いクリーニングサービスが幾つかあります。
1組1万円程度でも洗うことができるでしょう。

 

布団をクリーニングに出すときは、「猫の粗相が治った」ときの対策です。
何度も粗相をされるたびにクリーニングに出すのは現実的ではありません。

 

コインランドリーで洗う

クリーニングの費用が気になる方には、コインランドリーの丸洗いがおすすめです。

 

大型の布団も丸洗いできるコインランドリーもあります。
洗いよりも乾燥のほうにお金がかかるため、費用をかけたくない方は、ある程度乾燥機で乾いたら家庭で干すことも考えてみましょう。

 

まとめ

我が家の猫も何度も粗相の経験がありました。
1匹目は「寂しさから粗相をする」ことが原因で、2匹目は尿路結石が原因となっていました。

 

猫によっても原因が違うため、それぞれの猫の様子をよく観察してみましょう。

 

一度トイレを覚えたら粗相しにくい猫でも、デリケートな猫の場合はストレスで粗相してしまうこともあるようです。
原因をしっかり特定しながら、猫の粗相対策をしてみてくださいね。