子猫を飼う・迎えるときの必需品16つ必要な物、揃えるもの、買うもの

猫を飼う準備
いよいよ猫を飼う・迎えるという場合は、買う前の準備が必要となります。
とくに、初めて猫を飼育する場合は、道具のほとんどがないため、道具の購入が必須です。

 

猫に最低限必要な物はキャットフードとトイレだけですが、徐々に揃えるもの・買うものもあるため、事前に確認しておきましょう。

 

 

猫を飼うときの準備にチェックしたい必需品16選

猫飼う準備
猫を飼うなら16つの道具をチェックしておきましょう。
必須となる道具は、キャットフードとトイレくらいですが、それ以外の道具も徐々に揃えていってください。

 

1・猫用食器

猫用食器

 

猫を飼うときには、猫用食器は必須の道具となります。

 

人間の食器を代用する場合は、陶器製のものを選ぶと汚れが付きにくいです。
専用の食器を購入する場合は、高さのあるものを選ぶと、猫が屈まなくても食べやすく体に負担をかけません。

 

ペット用の食器は、100均でも買うことができます。
プラスチック製やステンレス製などもありますが、陶器のようにある程度重量があるものだと猫がひっくり返す心配がありません。

 

食器は平らなものだと、猫がフードをすくい上げにくいため避けてください。
フチが丸くなっている食器のほうが、猫がフードをこぼさず食べることができます。

 

子猫の場合は深型の食器だと食べにくいため、しばらくは人間用のお皿で代用するようにしましょう。

 

2・キャットフード

キャットフード

猫を飼うときはキャットフードを用意してください。

 

おやつや人間の食事を与える必要はなく、基本的に猫用の「総合栄養食」で栄養がとれるようになっています。

 

人間の食べ物を与えると、猫が虫歯になるリスクがあるため注意してください。
もともと猫に歯磨きは必要なく、専用のフードだけ与えていれば虫歯になりません。

 

キャットフードには、ウェット・ドライの2種類があります。
猫の安全性を考えて、無添加・無着色・穀物不使用のものもおすすめです。

 

ドラッグストアやホームセンターで売られている安価なものから、通販でしか入手できない価格が高いプレミアムフードまであります。
家庭の予算と安全性の高さから、キャットフードを選んであげてください。

 

3・ベッド

猫用ベッド

猫は狭い場所を好む性質があるため、専用のベッドを購入しておきましょう。

 

なかには飼い主さんと一緒に布団で寝る猫もいますが、猫が隠れられる専用のベッドがあると安心して過ごしてくれます。

 

最初から猫用ベッドを買う予算がないなら、手作りすることもできます。

 

猫の多くは段ボールをよく好むため、段ボールをくりぬいてベッドにしてみましょう。
使わなくなった毛布を丸めて置いておくだけでも、猫は使ってくれます。

 

 

4・ケージ

猫用ケージ

ケージは猫を飼うときに必須ではありませんが、先住猫がいて慣らしに使えます。

 

猫はお互いのニオイが混ざり合っていくと、次第に猫同士を受け入れやすいです。
新しい猫をお家に迎えたら新入りはケージに入ってもらって、保護してあげる意味もあります。

 

部屋が狭い場所であれば、ケージに入れたまま猫を飼うこともできます。
「狭い場所で飼ってかわいそう・・・」と思うかもしれませんが、猫にそれほど広いスペースは必要がありません。

 

横のスペースの広さよりも、高さの確保が大切です。
猫用ケージは高さのあるものを選んであげて、猫が充分縦の運動ができるものにしてください。

 

ケージで飼うことに慣れている猫は、災害時でも飼いやすいといえます。
猫はメッシュで周りが見えてもスペースをくくることで、安心感を感じやすいのです。

 

5・トイレ

猫用トイレ

猫を飼うとき、猫用トイレは欠かせないグッズです。

 

初めて猫を迎える前に、猫用トイレと猫砂を購入しておきましょう。

 

猫は砂がある場所をトイレとして認識しやすいため、トイレのしつけは簡単です。
一度トイレの場所がわかると、絨毯や布団の上で粗相することはありません。

 

猫は自分の体調がかなり悪くても、フラフラになってでもトイレに行く生き物です。
よほど猫にストレスがかかっている場合や、トイレが汚れている以外では、他の場所でオシッコをしてしまう心配をしなくても大丈夫でしょう。

 

猫用のトイレはドーム型や箱型など種類が豊富です。

 

ワンルームで人が過ごす場所に猫用トイレを置くなら、ニオイが気にならない蓋つきがおすすめです。
子猫のうちは段差が少ないものを選んで、成長とともに成猫用に変えることもできます。

 

猫用トイレの価格は2,000円程度です。

 

一度購入すれば、猫の生涯にわたり使い続けることができます。
トイレの設置場所は猫の寝床から離れていない場所がおすすめです。

 

猫をもらってくるときに猫砂の一部を譲り受けると、自分のニオイですぐにトイレだとわかってくれるでしょう。

 

オシッコやウンチをした後に砂をかけるのは、自分のニオイを隠すためです。
猫のオシッコやウンチは臭いため、トイレを済ませたらすぐに片づけてあげましょう。

 

 

6・ペットシート

ペットシートは猫のトイレ用として使うことはありません。

 

キャリーバッグに猫を入れるときに下に敷いておくと、バッグの汚れ防止になります。
猫用トイレのすのこの下にペットシートを敷いて、トイレ自体が汚れにくくする方法としても使うことが可能です。

 

 

7・爪とぎ

猫の爪とぎ

爪とぎも猫を飼うときに必須の道具だといえるでしょう。

 

猫の爪は古くなった爪が剥がれ落ちる仕組みで、爪を研いで古い爪を剥がさなければなりません。

 

爪をとぐところがないと、ざらざらとした木の柱や家具・絨毯で爪を研ぎます。
傷つけたくない場所があるなら、猫用に爪とぎを複数設置してあげてください。

 

猫が市販の爪とぎを使わないときは、部屋の中心に置いたり、複数設置したりして対処してみましょう。

 

爪とぎは段ボールでできた数百円程度のものが、猫にとって一番使いやすいようです。
段ボールのカスが出るのがデメリットですが、カスが周りに飛び散りにくいタイプも選ぶことができます。

 

市販の爪とぎを買う時間がなかった場合は、家庭にある段ボールを丸めて即席の爪とぎを作ってみましょう。

 

8・おもちゃ

子猫はよく遊ぶため、飼い主さんとのスキンシップを深めるために、おもちゃを用意しておきましょう。

 

専用の道具がなくても、リボンや紐でも代用できます。
おもちゃは定番の猫じゃらしや、ネズミタイプのもの、レーザーを使った遊び道具など、好みのものを選んでみてください。

 

9・ロールクリーナー

毎日猫をお手入れしていれば毛はそれほど抜けませんが、多少の毛はソファーやカーペットに付着してしまいます。
黒い衣類を着た場合は猫の毛が気になるため、毛を除去できるロールクリーナーを用意しておきましょう。

 

10・キャリーバッグ(洗濯ネット)

猫のキャリーバッグ

キャリーバッグは譲り先から家庭に猫を連れてくるときに使います。

 

昔からあるのはプラスチック製で横から猫を入れるタイプです。
プラスチック製は丈夫で、汚れてもサッと水洗いできるのがメリットでしょう。

 

ほかにも布でできたバッグタイプや、袋状になったものもあります。

 

キャリーバッグは毎年行く猫のワクチン接種や、定期検診に必要な道具です。

 

病院が嫌いで暴れてしまう猫は、洗濯ネットの中に猫を入れると対応しやすくなります。
おとなしい猫であれば、手持ちのバッグに猫を入れて病院に連れて行くことも可能です。

 

11・首輪と迷子札(マイクロチップやGPS)

猫の首輪

猫を飼ったら猫が迷子になったときの対処もしておきましょう。

 

移動の際に猫が逃げてしまう場合や、窓が空いて猫が外に出たときに役立ちます。

 

猫用の首輪は鈴が付いていないものを選んであげてください。

 

飼い主さんにしてみれば鈴があると猫の居場所がわかって便利かもしれません。
猫は耳がよい生き物で、耳元でずっと鈴がなっていると迷惑に感じているはずです。

 

首輪を猫に付けるなら、鈴がないGPS機能付きのものがおすすめです。
迷子札なら保護したときに連絡しやすく便利でしょう。

 

マイクロチックは動物病院で付けてもらうことができます。

 

猫に有害な問題はなく、首をスキャンするだけで飼い主の情報がわかるため便利です。
ただし、マイクロチップをスキャンする器械の普及率が悪いため、GPSや迷子札など複数の方法で対処すると安心でしょう。

 

12・爪切り

猫の爪切

猫の爪は放置するとどんどん伸びていきます。

 

自然界にいる猫は高いところに上がるため、長い爪を活用しています。
家庭で飼っている猫に長い爪は必要ないため、伸びたら短く切っても構いません。

 

子猫のうちから人が猫の手に触れるのを慣れさせると、爪切させてくれます。
成猫から飼い始めて信頼関係ができていないなら、無理せず動物病院で切ってもらう方法も検討してみてください。

 

猫の爪をよく見ると、血管が通っている部分がわかります。
血管がある部分を切ってしまうと、出血してしまうため注意が必要です。

 

猫の爪には神経も通っているため、切り過ぎに注意してください。
爪を指で押し出してみて、血管が通っている少し手前まで爪を切るようにします。

 

13・ブラシ

猫のブラシ

猫とのコミュニケーションを兼ねて、毎日ブラッシングしてあげてください。

 

とくに春は、寒さ対策のために生えていたアンダーコートが抜け落ちるため、念入りにブラッシングしてあげる必要があります。
ブラッシンググッズは、手で撫でるだけのラバータイプや、アンダーコートを取りやすいコームタイプなど、複数のものを買いそろえてください。

 

猫の毛の手入れをしないでいると、猫が毛を舐めとって毛を飲み込みます。
飲み込んだ毛玉は吐き出しますが、大量の毛玉があると腸が詰まってしまうこともあるため注意しましょう。

 

とくに長毛種の場合は、猫だけで毛の手入れをすることはできません。
毎日猫をブラッシングするのが大変だと感じる方は、短毛種の猫を選んでください。

 

長毛種を長く放置していると、毛が絡まって取れなくなってしまうでしょう。
猫の毛は非常に細くてデリケートなため、一度絡まると切るしかなくなります。

 

 

14・猫草

猫草

ホームセンターに行くと、猫用の草が売られています。

 

価格は300円程度で、水を与えながら1か月くらいは持つでしょう。
芝生の種を買ってきて、自分で植木鉢に植えて育てることもできます。

 

猫草は猫の喉を刺激して、飲み込んだ毛玉を吐き出すために必要だとされています。
ストレス対策のために猫草を食べるという説もあるため、ぜひ購入してあげてください。

 

15・網戸ガード

猫を飼う家庭では、窓に網戸の設置が必要となります。

 

開閉しやすい網戸だと、猫が空けて外に出て行ってしまうこともあるでしょう。
猫の性格や家庭の網戸のタイプに合わせて、網戸ガードの設置をおすすめします。

 

網戸ガードはベビーゲートや、100均やホームセンターで売られているメッシュパネルを活用します。
窓に設置しておくと、窓を開けても風を通しながら、猫は外に出ることができません。

 

猫は高さがあるゲートでも飛び越えてしまうため、窓一面にメッシュパネルを貼ることをおすすめします。

 

 

16・キャットタワー

キャットタワー

猫は高いところにいると安心する動物です。

 

本来猫は臆病な動物で、自分のテリトリーが無いと安心できません。
狭いところに猫専用のスペースをつくってあげるのと同時に、キャットタワーで高いところで猫がくつろげるようにしましょう。

 

猫は高いところから見下ろすことができると、周りの状況がわかるため安心できます。
成猫で人に慣れていない猫を飼う場合でも、キャットタワーを設置してあげれば、早く新しい環境に馴染んでくれるでしょう。

 

猫を飼う準備であったらいい猫グッズ

猫飼う準備
猫には必須ではありませんが、ニーズに合わせて「またたび」「サプリメント」「キャットドア」を用意してあげましょう。

 

またたび

猫にまたたびを与えると、酔っぱらっているように喜びます。

 

なぜ猫がまたたびのニオイを好むのか、よくわかっていません。
与えても数分程度の影響のみで、ずっと猫がおかしくなるわけではないため心配しなくても大丈夫です。

 

猫用サプリメント

キャットフードを「総合栄養食」にすれば、特別な猫用サプリメントはいりません。

 

ウェットフードしか食べないなど、食事に偏りが見られる場合は、栄養補給のためのサプリメントを足してあげてください。
サプリメントは健康目的というより、猫に足りない栄養補給のためのものです。

 

キャットドア

ドアに猫用の小さなドアを取り付けると、猫が自由に部屋を行き来できます。

 

賃貸住宅では設置は難しいかもしれませんが、持ち家の場合は利用してみましょう。
ベランダに猫を出す場合は、ベランダの柵から猫が落ちないようガードするのも忘れないでください。

 

猫を飼う準備・必要なもの「マンション編」

猫飼う準備
賃貸住宅で猫を飼うときは、事前の準備が必要となります。
後で多大な修繕費用を取られないためにも、買う前に対策しましょう。

 

ペット可の物件が大前提

賃貸住宅で猫を飼う場合は、「ペット可」の部屋を探してください。

 

大家さんに内緒で猫を飼っていると、バレたときに対処しなければなりません。
避妊していない猫は発情期になると大きな声で鳴くため、近所迷惑になる可能性もあります。

 

猫を飼う前に室内を撮影しておく

賃貸住宅は原状回復を前提で貸し出しているため、後々の修繕費用でもめないために、猫を飼うときに室内を撮影しておきましょう。

 

とくに注意したいのが木の柱です。
押し入れにある木の柱を、猫が隠れて爪とぎをしていて、ボロボロになるケースもあります。

 

前の入居者が付けた傷なのか、猫が付けた傷なのか明確にするために、写真を撮影しておいてください。

 

猫を飼うときに注意したい事故

猫飼う準備
猫を飼うときに注意したいのが、猫の事故です。
最悪の場合は猫が死んでしまうこともあるため、猫を飼う前に確認しておきましょう。

 

コンセントを束ねて感電死を防ぐ

子猫はとても遊び好きで、コンセントの事故も絶えません。

 

むき出したコンセントケーブルで猫が遊び、感電死するケースもあります。
コンセントケーブルは束ねて、猫の手が届かない場所に設置しましょう。

 

子猫がお風呂で溺れないよう立ち入り禁止にする

子猫がお風呂の蓋の上に上がると、蓋が落下して溺れてしまうことがあります。

 

まだ小さな子猫がお風呂から脱出することは難しいのです。

 

成猫になれば万が一落ちても大きな問題となりにくいでしょう。
それでも、猫がお風呂で溺れないように、お風呂のドアは閉めておいてください。

 

ベランダは落ちることがあるため注意

賃貸住宅に住んでいると、猫に日光浴をさせようとベランダに出すことがあります。
猫はそのまま黙ってベランダにいるとは限らず、細い柵の間から移動しようとするのです。

 

すると猫が高い場所から落下したり、柵に首をはさめたりします。

 

猫だけをベランダに出すときは、周りを覆っているケージに入れて出してください。
家にいても窓を開ければ外の空気を吸うこともできるため、猫をあえてベランダに出す必要はありません。

 

「外に出られなくて可哀そう」と思っているのは、人間だけなのです。

 

 

スーパーの袋で首をひっかけないようにする

猫はカサカサと音がするスーパーの袋が大好きです。
結んでおいた袋を床に置いておくと、一人で遊びだすでしょう。

 

猫を一人で留守番させているときにスーパーの袋があると、猫がじゃれているうちに首が入り込んでしまい、窒息することもあります。
スーパーの袋で遊ばせるときは、飼い主さんが見ているときにしてください。

 

 

子猫を飼うときの準備と注意点

猫飼う準備
猫を迎えるときは子猫を選ぶことも多いと思います。
子猫は成猫とは飼い方も違うため、お世話ができるか考えておきましょう。

 

子猫は1日に数回の餌あげが必要です

成猫になれば1日2回のエサやりで大丈夫ですが、子猫は1日に数回のエサが必要です。

 

一人暮らしで日中家に誰もいないと、子猫に餌を与えることができません。
子猫のうちだけ家族や友人にエサやりを頼むか、頼む人がいなければ成猫から猫を飼うことをおすすめします。

 

子猫専用のフードを用意する

キャットフードは、栄養価が高い子猫専用のものが売られています。

 

成猫と子猫用の栄養価は異なるため、必ず子猫専用のものを与えてください。
子猫用のキャットフードは、猫の免疫力を高める栄養素が含まれているものもあります。

 

水が飲める場所を数か所用意しておく

猫が水を飲む量が少ないと、尿路結石のリスクが高まります。

 

膀胱炎などにもなりやすいため、複数の場所に水を設置してあげてください。
いつも新鮮な水が飲めるように、毎日水を変えてあげましょう。

 

 

まとめ

猫を飼うときはキャットフードとトイレだけでもとりあえず生活はできます。

 

しかし、猫の健康管理のために複数の道具が必要となるため、猫を飼う前にどんな道具が必要なのか確認しておきましょう。
最初はある程度の費用がかかりますが、あとは毎月のキャットフードと猫砂だけです。

 

毎月5,000円~1万円程度の費用がかかることも確認しておいてください。

 

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