猫のひげを切るとどうなる?痛いの?
猫を飼ったことがないと、間違って猫のひげを切ってしまうかもしれません。
人と同じように、猫のひげも切るものだと勘違いしてしまう場合があるでしょう。
または、猫を外に出したときに、誰かのイタズラで猫のひげが切られることもあります。
猫のひげを切るとどうなるのか?痛いのか知っておきましょう。
猫のひげを切るとどうなる?
間違ってでも、猫のひげを切るとどうなるのでしょうか?
飼い主さんは心配ですよね。
猫のひげを切ると、猫は次のような様子になってしまいます。
平衡感覚を失う
猫にとってひげは、感覚器官です。
感覚器官なので、猫のひげを切ると平衡感覚を失うため注意してください。
顔の周りのひげは、上毛・頬骨毛・上唇毛・口角毛・頭下毛と5か所生えています。
ぐるりと顔の周りを囲むひげを使って、猫は自分が通れるか判断しているのです。
また、猫のひげは空気や湿度を感知するセンサーの役割も。
猫が暗い場所でも迷わず歩けるのは、ひげがあるおかげです。
実は、猫の視力は人より弱く、暗闇でも視力だけに頼っていません。
猫が不安になりやすい
ひげを切ってしまうと、猫は周りの状況がわからなくなります。
- 獲物がどこにいるのか?
- 危険なものがどこにあるのか?
結果的に猫は不安になり、隠れてしまう場合も。
猫はもともと臆病な生き物なので、センサーの役割をしているひげを切ってしまうと、不安になり動かなくなってしまうのです。
猫の感情がわからなくなる
猫のひげの根元には、神経が通っています。
顔の表情にあわせてひげが動くので、猫の感情表現のひとつです。
猫のひげを切ってしまうと、飼い主さんは猫の感情がわからなくなります。
ひげが短ければ、リラックスしているのか?怖がっているのか?わからなくなるかもしれません。
ひげはその後伸びる
猫のひげを間違って切っても、その後伸びるため安心してくださいね。
人のひげと同じように、時間が経てば猫のひげも伸びてきます。
猫のひげを切ると痛い?
結論からいつと、猫のひげを切っても痛くありません。
猫のひげの根元に神経や血管は通っていますが、ひげ自体に神経は通っていないためです。
ただし、「ウィスカーパッド」と呼ばれる、ひげの根元には神経が通っています。
ひげの根元には神経があるので、ひげを引き抜くと猫は痛みを感じるため注意が必要です。
猫のひげを切るのはダメ
猫にとってひげは、重要な感覚器官。
人間のように視力はよくないので、ひげから伝わる感覚で猫は判断しています。
だから、猫のひげを切るのは絶対にNG。
ただし、猫のひげが自然と切れたなら、自然現象なので問題はありません。
避けたいのは、人が猫のひげを故意に切ることです。