猫のしつけで閉じ込める

猫を閉じ込める
猫がいたずらをしたら、部屋やケージに閉じ込めるしつけをしていませんか?
犬のように猫が反省することはないため、罰を与えることは止めましょう。

 

猫のしつけのルールを把握して、猫との生活を楽しんでみませんか?

 

 

猫をしつけで閉じ込めても意味がない

猫しつけ閉じ込める
犬のように猫に罰を与えるしつけは、まったく意味がないことを知りましょう。
猫がわかるどころか、飼い主さんに意地悪されたと感じているのです。

 

猫に伝わることはなにもない

猫は戒めのために閉じ込められても、なぜ閉じ込められたのか理解できません。

 

理由がわからなければ、何度猫を閉じ込めても意味がないでしょう。

 

猫は単独行動の生き物で、何かに服従することがありません。
誰かにルールを教えられて、それを猫が学ぶということがないのです。

 

猫はマイペースな生き物のため、「そのときにやりたいことをやる」のが特徴です。
その時々の一瞬で判断しながら行動しています。

 

猫自身に危険がなければやる、危険があればやらない、それだけのことです。

 

逆にストレスに感じてしまう猫もいる

家の中で猫が遊んでいたのに、突然掴まれて狭い場所に閉じ込められたらどう感じるでしょうか?
神経質な猫の場合は、「飼い主さんに意地悪された」とストレスを感じるはずです。

 

飼い主さんにしてみれば、猫を閉じ込めておとなしくなれば「反省した?」と思うのかもしれません。
しかし、猫がおとなしくなったのは、諦めただけであって、悪いことを認識して反省したのとは違います。

 

猫は自分が好きな環境を維持しようとする生き物で、突然環境が変わるのを嫌います。
毎日同じ時間に同じ行動を繰り返すほど、日常生活をルーティンさせます。

 

自分が決めた生活習慣を崩されれば、猫は大きなストレスを感じているのです。

 

猫をしつけで部屋に閉じ込めるときのリスク

猫しつけ閉じ込める
猫を罰として閉じ込めるのは、リスクしかありません。
ストレスを感じて猫の体調を崩すリスクや、猫との信頼感を失うリスクがあります。

 

ストレスを感じると水分をとらない生き物

猫は環境の変化に弱い生き物で、急に閉じ込められるとストレスを感じます。

 

ストレスがあると猫は「食べない」「水分をとらない」「排泄もしない」のです。

 

もともと猫は水分を多くとらない性質を持っています。
体にたくさんの水分を溜め込んでいるわけではないため、環境の変化で猫が脱水症状になることはよくあることです。

 

とくに子猫の場合は体が小さく、すぐに脱水になるでしょう。
閉じ込めた部屋がたまたま暑い場所だったとしたら、猫が熱中症になるリスクもあります。

 

猫を人間の都合で拘束すれば、ストレスで体の維持ができなくなると思ってください。

 

人間への不信感が高まり狂暴化する可能性

猫が罰として閉じ込められたとしても、悪いことしたと学ぶことはありません。

 

それよりも、「飼い主さんに嫌なことをされる」ことがインプットされるでしょう。

 

何度も猫に対して嫌なことをする人は、猫にとって敵でしかありません。
最初は人間に懐いていた猫でも、何度も意地悪されることで人間不信になります。

 

人間を敵と認めた猫は、日常生活のお世話も支障が出てきます。
顔を見せれば警戒してきて、ずっと狭い場所に閉じこもろうとするでしょう。

 

飼い主さんがよかろうと思ってしたことが、猫にとっては攻撃だったのですから、当然のことです。

  • 猫に触れることさえできなくなる
  • 猫に攻撃されて噛みつかれる
  • トイレのお世話もできなくなる

閉じ込めただけでここまで関係性が崩れることは少ないとは思います。
しかし、最悪の場合は猫に1部屋与えて、何もお世話ができなくなることを覚悟で、猫を閉じ込めてください。

 

猫をしつけで叱るときのルール

猫しつけ閉じ込める
猫をしつけるのは難しいと思っておいてください。
叱るときは1秒ルールを守りながら、即対応することです。

 

1秒以内に叱ることができないなら諦める

猫はやったことをすぐに忘れてしまうため、猫を叱るときは1秒ルールが基本です。

 

現行犯で猫を叱ることができなければ、その行為は意味がありません。

 

猫は人間の3歳くらいの知能があります。
物事を覚えさせるには、行動と感情を結び付けることが重要です。

 

ある行動と嬉しさが結び付けば猫は繰り返しやるようになり、ある行動と嫌な気持ちが結び付くと猫はやならなくなります。

 

時間が経ってから猫を閉じ込めても、閉じ込められたことの記憶しか残りません。
猫をしつけるときは、飼い主の根気と努力も必要だと認識しましょう。

 

猫を変えるより人間の考え方を変えるほうが簡単

猫がいたずらした直後に叱ることができないなら、人間が変わりましょう。

  • 爪とぎしないようにシートを貼る
  • 猫が入らないようゲートを付ける
  • 人間の食事をとられないよう放置しない

 

猫は犬のようなしつけができない生き物で、人間が猫と共存しやすいよう変わる必要があります。
いたずらされたくないと思う場所は、猫ができないようガードしましょう。

 

無言で猫をどかす行動を繰り返そう

猫がいたずらしてから時間が経過しているなら、その場から猫を無言で離しましょう。

 

テーブルに乗ったら下ろす、キッチンに乗ったら下ろす、爪とぎしようと思ったらどかす、などの対策です。

 

現行犯でなければ猫を叱っても意味がないため、猫の行動を制限する対策を何度も繰り返して、体で覚えてもらうしかありません。
猫のいたずらに対して飼い主さんが大きな声を張り上げていると、猫は「遊んでくれる」と勘違いしている場合があります。

 

テーブルに乗る=下ろされる=猫が嫌な気持ちになる。
このような仕組みができあがっていくと、猫はテーブルに上がると嫌な目に合うためやらなくなります。

 

猫のしつけで叱るときにやってはいけないこと

猫しつけ閉じ込める
猫のいたずらで閉じ込める以外にも、やってはいけないことがあります。
大声で叱る、猫に体罰を与えることは全く意味がないことです。

 

大声を出して猫を叱る

飼い主さんが大きな声を出して猫をビックリさせることは効果的ですが、猫にお説教をするように長々と怒鳴る叱り方は無意味です。

 

猫自身は自分が悪いことをしている自覚もないため、飼い主さんに叱られた嫌な記憶しか残りません。
飼い主さんが叱って猫が反省しているように見えても、それは大きな音を嫌がっているだけです。

 

猫は狩りをする生き物のため、ついつい物に触れてしまいます。
落とされて嫌な物は、飼い主さんが猫が届く場所に置かなければいいことなのです。

 

猫を叩いて体罰をする

猫を叩いてしつけをしようとする方法も、絶対にやってはいけないことです。

 

体罰を与えても猫は痛い思いをするだけで、恐怖心しか残りません。

 

飼い主さんも何度も同じ猫のいたずらで、イライラしてしまうこともあるでしょう。
それでも、ぐっとこらえて猫を叩いて叱ることは止めてください。

 

最悪の場合は、猫が人間不信になり猫に嫌われてしまいます。

 

猫がトイレに失敗したなら失敗した原因を、飼い主さんが考えてあげてください。
何か猫がいたずらしたら、猫が手を出したくなる原因が隠れているはずです。

 

猫を変えるのではなく飼い主さんが猫に合わせる心のゆとりが必要です。

 

 

猫のしつけの基本

猫しつけ閉じ込める
猫のしつけは譲り受ける前に、すでにできあがっています。
子猫のうちは吸収力も高いため、猫が幼いうちにしつけをするようにしましょう。

 

生後2~7週に子猫は社会性を学ぶ

猫がルールを学ぶ時期は、生後2~7週くらいです。

 

親や兄弟たちと一緒に暮らすことで、社会で生きるためのルールを学びます。

 

猫が社会性を身に付けないと、飼い主さんの手を煩わせる猫になる可能性があります。
そのため、子猫を譲り受けるのは「生後2ヶ月以降」というルールがあるのです。

 

野良猫が産んだ子猫を保護した場合は、親や兄弟と一緒に過ごすことができない場合もあるでしょう。
その場合は、飼い主さんが親や兄弟の代わりとなって、子猫をしつける必要があります。

 

「強く噛んだら相手は嫌がる」「自分も強く噛まれたら痛い」と遊びを通して、子猫は学んでいきます。

 

トイレのしつけも親や兄弟の真似をするため、特別しつける必要はありません。
生後2~7週前に子猫を保護した場合は、猫がそわそわしたのをきっかけに、飼い主さんがトイレに連れて行ってあげましょう。

 

猫のしつけは人間の身勝手であることを知ること

そもそも猫をしつけたいのは、人間の身勝手です。

 

猫にしてみれば必要がないルールで、人間が猫と暮らしやすくするために、勝手につくったルールだということを知りましょう。

 

しかし猫が持つ本能のまま、人間と猫が上手く暮らすことはできません。
猫と人間が暮らすには、最低限のルールは猫に身に付けさせる必要はあるでしょう。

 

しつけが必要な場合も、猫の性質を理解しながら、人間が上手く対処できるよう補助してあげる必要が出てきます。

 

オスの子猫はとくにやんちゃな子が多い

猫のしつけで悩んでいる方は、オスの子猫を飼っているのではないでしょうか?
一般的にメス猫は比較的おとなしい性格の子が多く、オス猫は遊び好きでやんちゃです。

 

その代わり、オス猫は大人になっても飼い主さんにべったりになって可愛いのです。
猫はメスとオスでも性格が違うため、飼い主さんが猫に求めることを重視しながら、猫の性別を選ぶ必要があります。

 

既にオス猫を飼っているなら、赤ちゃんのころはよく遊び、いたずらもしやすいことを知りましょう。
飼い主さんが子猫とたくさん遊んであげて、体力を発散させることが必要です。

 

猫の生活で最低限しつけたい3つのこと

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猫と暮らすということは、「飼い主さんが猫に合わせる」努力が必要です。
それでも、最低限3つのルールは猫に覚えさせるようにしましょう。

 

トイレ

猫のトイレのしつけは簡単なため、多くの場合で苦労することはありません。
問題行動がおこるのは、「トイレが汚れている」「猫がトイレの場所がわからない」「猫砂の種類が合っていない」「猫にストレスがある」などの原因があるためです。

 

猫にトイレをしつける必要はなく、もともと親猫の様子を真似て身についているものです。
粗相をしてしまうのは、トイレや猫の環境に問題があるためです。

 

 

爪とぎ

猫にとって爪とぎは絶対に必要な行為のため、止めさせることはできません。
爪とぎしやすい環境を飼い主さんが整えてあげて、爪とぎしてはいけない場所にツルツルしたフィルムを貼ってあげてください。

 

猫に対し「褒める」「叱る」はできません。
飼い主さんが猫が爪とぎしやすい環境を整えてあげましょう。

 

噛み癖

子猫は兄弟たちと遊びながら、「強く噛んではいけない」ルールを学びます。
飼い主さんの手を噛みながら遊ぼうとするでしょう。

 

甘噛み程度なら問題はありませんが、強く噛んでしまう行為はしつける必要があります。
子猫の噛み癖は、叱るのではなく、飼い主さんが遊ぶのを止めてください。

 

すると子猫は「強く噛むと遊んでくれない」ことを学びます。

 

猫に噛まれたら飼い主さんが噛み返す方法もあるようですが、力加減がわからないため、避けたほうがいいでしょう。
噛まれたら逆に手を猫の口に押し込む方法もあります。

 

子猫はたくさん遊ぶ必要があるため、おもちゃで遊んであげると、手で噛みつく癖がなくなることがあります。

 

猫が遊びたがったら、飼い主さんが猫の頭をボールのように掴むと、猫は興奮して遊んでくれます。

 

 

まとめ

猫をしつけのために閉じ込める方法は、まったく意味がないことです。
犬のしつけと混同しないようにしましょう。

 

掃除の際や料理のときだけ猫をケージに入れるのは問題がありませんが、猫への罰として猫を閉じ込めても意味がないことを知ってください。

 

猫は自由気ままに生きているからこそ魅力があるため、飼い主さんが猫に合わせて生活環境を変えてみましょう。
しつけは3つの要素をクリアできれば、後は飼い主さんが許容する心の広さが必要です。