猫が長生きするコツ!飼い主とのスキンシップがおすすめの理由とやり方
「猫が長生きできるよう、スキンシップをしたほうがいいのかな?」
あなたは、このような悩みがありませんか?
その通りで、猫が長生きする秘訣のひとつに、スキンシップがあります。
猫は単独で生きる動物なので一人で過ごすことは苦ではありませんが、人と同じように心をもつ生き物なので、飼い主さんとのコミュニケーションは心を豊かにするため役立ちますよ。
なぜ、スキンシップが猫の長生きと関係するのか、私の事例を交えながら紹介します。
この記事を読むことで、「猫の好きなコミュニケーションの取り方」が理解できて、愛猫が長生きするコツがわかりますよ!
猫は飼い主とのスキンシップで長生きする理由
飼い主が猫とスキンシップを深めると猫が長生きできるのは、「ストレス解消」に役立つからです。
人間と同じように、猫にとってもストレスは大敵だといえますね。
ストレスが寿命に影響しやすいのは、体を縮こませてしまい血流が悪くなるからです。
日常生活で適度な緊張状態は必要ですが、「猫が寂しい!」と感じる環境や、猫が「ここは危険がある!」と感じる環境だと、長生きさせることは難しくなります。
現に、ストレスいっぱいの環境で育つ野良猫は、飼い猫よりも寿命が短いといいますしね。
「ストレスといっても、よくわからない……。」
そんな疑問があるなら、飼い主さんも日常生活でストレスを感じて、体調を崩した経験を思い出してみてください。
私は長時間仕事をしていた時期があったのですが、更年期がひどくなり「自宅の階段を1段あがるのもしんどい……。」と感じたことがありました。
もちろん年齢的な問題もあったのでしょうが、ストレスは大きな影響を与えていたと思います。
「あの経験をもう一度やる」と考えただけでも怖くなりますね。
たぶんあのまま続けていたら、お金はあっても体調を大きく崩していたのかもしれません。
猫にとってもストレスは大敵なので、飼い猫がリラックスできる環境を整えてあげながら、猫が寂しくならないよう適度にスキンシップを取るといいですね!
猫を長生きさせたいならおすすめのスキンシップのやり方
「猫とスキンシップを取るといっても、どうやったらいい?」
人間とのスキンシップのやり方と少し事情が違うので、戸惑ってしまいますよね。
猫に好かれて喜んでもらえるスキンシップの取り方を紹介しますので、参考にしてみてください。
猫が喜ぶ場所を撫でてあげる
猫にとって最大のスキンシップは、触れ合うことです。
数匹猫を飼っていると、お互いに舐めあっている様子が見られるのですが、そのときの猫の幸せな表情を見ると猫は嬉しいことがわかりますね。
飼い主さんが猫に触れることで、「オキシトシン」という幸せホルモンが出てきます。
さらに、触れられた猫もオキシトシンが出ているので、猫に触れることは双方にとって素敵なコミュニケーション方法だといえますね。
猫の好きな場所といえば、顔周りがあります。
顔の周りは人や物にニオイをつける部分で、飼い主さんから自分のニオイがするようになると、猫は安心しやすいようですよ。
猫が近寄ってきたときだけスキンシップを取る
猫とスキンシップを取るなら、「猫が求めてきたときだけ」にしましょう。
あくまでも主導権を握るのは猫で、飼い主さんは猫の気まぐれに応じなければなりません。
なぜなら、猫が「嫌だな」と思うと、飼い主さん自体を嫌いになることがあるから。
嫌な行為=嫌な人というルールができあがってしまうと、猫とのコミュニケーションは難しくなってしまいます。
猫って、飼い主さんが忙しいときに限って、「かまって~」と近寄ってきますよね。
たとえば、新聞を広げて読んでいたら上に猫が乗ってきた、という経験は私もよくしました。
「なんで今なの?」と思いながらも、猫が新聞の上でゴロンとする様子を見て、構わずにはいられませんね。
でも、私が猫を触りたいと思っても、猫は嫌な顔をすることも。
猫がしっぽをバタバタ降るとき、耳を寝かせていかにも「嫌だなー」という表情をしだしたら、「止めて」のサインなのでスキンシップを中止しないとなりません。
猫の心はコロコロ変わりやすいところも、猫好きにとって愛らしいですよね。
飼い主さんが猫を触りすぎたときに甘噛みしてくるようなら、「もう要らない!」のサインなので、注意するようにしましょう。
抱っこが嫌いなら触れるだけでOK
私が今まで飼ってきた猫は、どの子も抱っこが苦手でした。
抱っこさせてくれる猫もいましたが、もっても2分~3分くらいの短時間で嫌がってしまったので、抱っこ自体が苦手だったのかもしれませんね。
いろいろな飼い主さんの情報を聞いてみると、「オス猫は甘えん坊」になりやすいようです。
抱っこが好きな猫を飼いたいなら、オス猫を子猫のころから飼う方法がおすすめですよ。
もし、猫が抱っこを嫌がるようなら、無理に抱っこしないこと。
体が持ち上げられるのを嫌がる猫や、不安定な状態だと不安を感じる猫もいるようなので、注意してあげてください。
抱っこが嫌な猫を飼っているなら、顔や背中を触れるコミュニケーションがおすすめ。
そんな猫でも、飼い主さんと触れ合うのを好む猫は多いので、飼い主さんがソファーに座っているときに猫が近づいてきたら撫でてあげてくださいね。
話しかけることもスキンシップのひとつ
私の実家で飼っていた猫は、母との会話がコミュニケーションのひとつだったようです。
母が「ジーナ〇〇だね!」と話しかけると、猫は「ニャー」と答えていて、まるで母の言っていることが理解しているみたいでした。
「猫は、人間の言葉を理解できないのでは?」
このように考える飼い主さんもいるかもしれませんね。
一説によると、猫は犬より賢い頭脳をもっているとか。
犬は嬉しければ3歳児みたいに無邪気にはしゃぐ様子が可愛いのですが、猫は飼い主さんとの駆け引きを楽しんでいるのかもしれません。
猫はたくさん話しかけられた育つと豊かな表情を見せてくるので、触れられるのが苦手な猫ちゃんでも、いっぱい話しかけてあげてください。
猫を長生きさせるためスキンシップがおすすめ
猫は人より時間の流れが速いようなので、飼い主さんがちょっと猫を放置しただけでも、猫は「もう、1日も構ってもらっていない!」とストレスをためているのかも。
突然猫が甘えてくる理由も、そういった時間の流れの速さで説明できますね。
気まぐれで甘えてくる猫ですが、猫が甘えたくなったら、飼い主さんはぜひ手を止めて少しの時間でいいのでスキンシップを取ってあげてください。
何十分も甘える猫は多くはないはずなので、「3分~4分くらい猫と触れ合おう」くらいの気持ちの余裕があるといいのかもしれませんね。
猫と過ごす時間は15年くらいで、長生きしても20年ちょっとくらいなので、ほんのひと時の時間でも大切にして、猫を長生きさせてみてください。