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猫が治らない病気になったら安楽死をする?私の体験談を紹介

猫 病気 安楽死
「猫が末期がんになってもう治らない」
「猫の苦痛を取り除くため、安楽死を選んだらいいの?」
あなたは、こんな悩みがありませんか?

 

私は、猫が末期がんになり治らないとき、安楽死は選択しませんでした。
獣医さんに安楽死をするかどうか聞かれた方は、私の体験談や考え方をひとつの例として参考にしてみてください。

 

 

猫の安楽死とは?必要なケース

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猫の安楽死とは、獣医師管理のもと猫の命を奪うことです。
殺処分とよく勘違いされますが、殺処分は動物管理センターなどが貰い手のない猫を炭酸ガスで大量に猫の命を奪う違いがあります。

 

猫の安楽死では、猫の苦痛を極力取り除くため、麻酔薬が用いられます。
安楽死は麻酔薬で猫の意識がなくなった状態での行為のため、大量の猫を殺処分する方法と比べて倫理的な行為です。

 

殺処分も安楽死も、どちらも猫の命を奪うことに変わりがありませんが、飼い主や獣医師がやむを得ない事情だと判断したときに、猫の安楽死を選択することがあります。

 

具体的には、次のケースで猫の安楽死を選択可能です。

  • 病気が治らないとき
  • 猫の苦痛を取り除きたいとき

 

病気が治らないとき

猫が末期がんの病気にかかっており、もう治療できないことが明らかな場合は、獣医師の判断で安楽死が提案されることがあります。

 

猫の苦痛を取り除きたいとき

事故などで猫を治療できないことが明らかで、苦痛を早く取り除いてあげたいときも、猫の安楽死を選択することがあります。

 

猫が病気になったときの安楽死の流れ

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私は獣医師ではないので専門的なことはお伝えできませんが、一般論を紹介します。
実際に猫が病気になり安楽死を選択するときは、獣医師に相談して指示に従ってください。

 

獣医師の評価が行われる

猫の安楽死は、どのような場合でも選択できるわけではありません。
獣医師が猫の病気が治らない、または苦痛を取り除いたほうがいいと判断したときだけ、猫の安楽死が実行できます。

 

そのため、まずは獣医師が猫の状態を評価します。

  • 病気の治療方法は本当にないのか?
  • このままだと猫の苦痛を長引かせるだけなのか?

 

獣医師が猫の状態を診断するとともに、飼い主の意見も取り入れられます。
いくら獣医師が猫のためを思って安楽死が必要だと判断したとしても、飼い主が了承しなければ安楽死が取られることはありません。

 

猫に麻酔をかける

獣医師の評価が行われ、飼い主の同意が得られると、猫を安楽死させます。
動物病院での安楽死は、猫の苦痛を取り除くため、麻酔をかける方法が一般的です。

 

麻酔をかけられた猫は、気持ちが落ち着き痛みや苦痛はありません。
意識がない状態での安楽死ができるため、安楽死で使用する薬剤の苦痛も取り除くことが可能です。

 

また、状況に応じて、猫に鎮痛剤を与える場合があります。

 

安楽死の注射をする

猫に麻酔が効いた状態で、獣医師が猫に安楽死の薬剤を投与します。

 

一般的には、バルビツール酸系の薬剤の使用です。
この薬剤を使用すると、猫の体が麻痺し、心臓が止まり呼吸も停止します。

 

獣医師が猫の安楽死を確認する

最後に獣医師が、猫の安楽死を確認して終わりです。
飼い主が猫を引き取り、ペット用の火葬や埋葬などを利用します。

 

私は猫が病気になったら安楽死を選択したくない

実際に私は、猫の治らない病気を経験したのですが、安楽死は選択しませんでした。
末期の乳がんにかかった猫に安楽死をするという選択肢はまったくなく、今考え直しても決して後悔はしていません。

 

どの選択がいいかは倫理的な問題にかかわるため、私が正解とはいえないでしょう。
最終的にどうするかは飼い主が決めることで、私の選択はあくまでも一例として参考にしてくださいね。

 

実際に猫が治らない病気でも安楽死はしなかった

私が末期の乳がんの猫に安楽死を選ばなかったのは、「最後まで一緒に居たかった」理由が大きかったからです。
お腹にしこりを発見して猫が亡くなるまで半年くらいは一緒に過ごせました。

 

その半年の間、猫にまったく苦痛がなかったとは言えないかもしれませんね。
お腹のしこりが破けたのでガーゼを当ててできるだけ苦痛を取り除く工夫や、最後は呼吸困難になっていたので酸素室も利用しました。

 

それでも、本当に猫の苦痛を取り除けたのかはわかりません。
猫は極度の貧血で酸素が足りない状態だったので、もしかしたら意識がもうろうとしていて、私が見えるほど猫は苦痛がなかったかもしれませんが。

 

私が一番印象的だったのは、最後の力を振り絞って猫が浴室まで歩いたことです。
猫は一歩も歩けない状態なのに、フラフラになりながらも、最後の力を振り絞って「部屋を見ておきたかった」かのように歩いたのでした。

 

いつもは、その猫が浴室に1人で行くことはないのに……。
なぜかその日だけ、最後に猫が「部屋を見ておこう!」というように、少しだけ歩いたのでした。

 

その経験をして、私は「安楽死を選択しなくてよかった!」と思います。
猫も最後だとわかっていたみたいで、最後の最後まで一緒に居られたので、私は後悔をしていません。

 

獣医師からも安楽死の提案はなかった

私が猫を動物病院に連れて行ったのは、もう末期のころでした。
猫の乳がんは進行が早く、あっという間に進行してしまったからです。

 

動物病院に猫を連れて行った理由は、猫の苦痛を和らげるためでした。
猫の病気を治せるとは思ってはなく、ただ猫と1日でも一緒に居られて、猫の苦痛を取り除きたいという想いがありました。

 

獣医さんも私のその気持ちをよくわかっているようで、「安楽死」という言葉は一言も出ることはなかったですね。
最後は、猫の苦痛を取り除くため、酸素室のレンタルを紹介してもらいました。

 

安楽死を選択する耐えがたい苦痛は本当なのだろうか?

猫が病気になったときに安楽死を選択する理由は、「猫の苦痛を取り除くため」ですよね。
しかし、本当に猫は耐え難い苦痛を味わっているのでしょうか?

 

もしかしたら、猫が辛い思いをしているように見えるだけで、その姿を飼い主が受け止められないから、安楽死を選択してしまっているのかもしれません。

 

なぜなら、私は自分の死を感じる経験や、大きな怪我をしたときに、まったく苦痛というものを感じなかったからです。

 

1つめは、ピーナッツが気管支に入り、「あ!これ死ぬな!」と思ったときです。
ほんの数秒くらいでピーナッツが出てきたのですが、死を覚悟した瞬間は、まったく息が苦しいという感覚がありませんでした。

 

私は、喘息もちで何度も「死んだほうがマシかも」と思うくらいの呼吸困難で緊急入院になったことがあります。
そのときは1歩も歩けないくらい呼吸が辛くて仕方がなかったのですが、ピーナッツが気管支に詰まって死を実感したときはまったく苦しくなかったのです。

 

2つめは、膝がぱっくり切れて20cmくらい縫ったときです。
小さいときに公園で遊んでいたら転んでしまい、岩の鋭利な部分でぱっくりと膝を切ってしまいました。

 

そのときも、「まったく痛くないよ」「でも寒いの」と言っていたのを覚えています。
血が大量に出たのかは覚えていませんが、足がかなり切れているのに痛みがまったくなく、夏だというのにただ体がブルブルと震えて寒かったのを覚えています。

 

なぜ、私が苦痛を感じなかったのか?
それは、本当に死ぬほどの状況や、大きな怪我では、脳内ホルモンが痛みを和らげるからです。

 

このように私は2つの経験をしていたので、猫が病気になりもう助からないと知っていても、安楽死を選択しませんでした。

 

最後の最後は、本当に猫が辛そうに見えて、見ていられませんでした……。
でも、「脳内ホルモンで、猫は苦しくない!」と思うことで、どうにか最後の日まで猫と一緒に過ごせました。

 

猫が病気になったときに安楽死を選択するデメリットも考慮しよう

猫が治らない病気になっていたとしても、必ずしも安楽死がいいわけではありません。
デメリットの部分にも目を向けておきたいですね。

 

  • 猫の死を飼い主が受け止められないかもしれない
  • 安楽死は時間やお金がかかる

 

猫の安楽死にかかる費用は、1~3万円程度です。
これで終わると考えるなら、それほど高い費用ではないかもしれません。

 

安楽死を選択する最も大きなリスクとは、猫を失う哀しみに飼い主が耐えられるかどうかですね。
また、安楽死を選択した自分をいつまでも攻めてしまうリスクもあります。

 

私個人は、生きているものの命は最後まで責任をもって見守るタイプです。
自然に任せたいタイプなので、猫が病気になっても安楽死を選択しなかったことを後悔していません。

 

私の考えが正解ではないですが、安楽死を選択しようか悩んでいる方は、最後まで悩んで納得できる選択をしてくださいね。

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