猫の病気のサイン7選!失ってからじゃ遅いので早く気付こう
「猫は病気を隠すっていうけど本当?」
「猫の病気を判断するサインってあるの?」
あなたは、このような悩みがありませんか?
私も猫を数多く飼ってきましたが、確かに猫の病気はわかりにくいですね。
猫に症状が出たときはかなり病気が進行している場合もあったので、猫を長生きさせたい飼い主さんは、病気のサインを見逃さないようにしましょう。
この記事で紹介する猫の病気のサインは、私が今まで飼ってきた猫が病気の前に見せたサインの数々です。
獣医や専門家ではないので、猫の飼い主から見た体験談として参考にしてくださいね。
猫の病気のサイン7選
私が飼ってきた猫が病気の際に見せるサインで共通するのは「猫の病気がかなり深刻にならないとわからない」ことでした。
「猫は病気を隠す」ともいわれるので、いつもと様子が違っていて気になるなら、早めに動物病院に連れて行くことをおすすめします。
「猫の病気のサインをチェックしたい!」
そう考える方は、次の項目で紹介する私が体験した猫の病気のサインを参考にしてください。
食欲が低下している
猫の食欲が低下する原因は、さまざまです。
その中でも、特に多いのが以下の病気です。
- 歯周病
- 口内炎
- 胃腸炎
- 肝臓病
- 腎臓病
- 糖尿病
- 甲状腺機能亢進症
- 高血圧
- 癌
- 老化
これらの病気は、猫の食欲を低下させるだけでなく、他の症状を引き起こすこともあります。
また、猫の食欲を低下させる原因には、病気以外にも、以下のようなものがあります。
- ストレス
- 環境の変化
- 加齢
- 偏食
- 食事の不慣れ
これらの原因が考えられる場合は、猫の食欲を回復させるために、原因を取り除くようにしてください。
私が体験した「食欲が低下した猫」は、実家で飼っていた猫です。
20年以上の長寿の猫で、最後はご飯がほとんど食べられなかったみたいで、母と一緒に動物病院に連れて行ったこともあります。
そのときの様子は「骨と皮」ですね。
母も実家の猫が寿命だとわかってはいたのですが、「1日でも長生きさせたい」という想いがあって、諦められない気持ちがあったみです。
そんな状況で動物病院に連れて行き、栄養チューブをもらいました。
獣医さんからは「もう十分やったでしょ?」と言われたのが印象的でした。
たぶん、「ここまで長生きしてよくやったね」という励ましの気持ちから出たのでしょう。
猫は高齢になると寝たきりになるケースは少ないとは思いますが、最後は食べられなくなり枯れるように亡くなると、飼い主としても笑顔で送りだしてあげたい気持ちになりますね。
うんちやオシッコが出ない
猫のウンチが出ないときは、まず、水分不足や運動不足がないか確認しましょう。
水分不足や運動不足は、便秘の原因になります。
また、ストレスも便秘の原因になるため注意してください。
猫は環境の変化に敏感な動物なので、環境の変化が原因で便秘になることもあります。
トイレの環境が悪い、トイレが汚い、トイレが狭い、トイレが遠い、トイレが見える場所にある、トイレが静かな場所にない、トイレが安全な場所にない、トイレが猫にとって快適でないなどの理由で、猫がトイレを嫌がる場合も便秘になることがあります。
私が体験した猫は「オシッコが出ない」状況でした。
膀胱炎や尿路結石を何度も繰り返して、「うぉ~ん」とかなり辛そうに猫が鳴くので、すぐに気が付きました。
実は、私も1回だけ膀胱炎になったことがあります。
あのときの残尿感というか違和感というか、痛みがあるのにオシッコが出ない感じはとても辛かったですね。
うちの猫も、あの辛さを味わったと思うと、ほんと可哀そうに思いました。
幸い動物病院に連れて行くと、薬で猫のオシッコは出るようになりましたが、何度も繰り返したので動物病院通いは長く続きましたね。
猫が膀胱炎や尿路結石になるのは、水分補給が足りていないからです。
私がこのブログで総合栄養食のウェットフードを勧める理由も、ウェットなら食事から水分補給ができて、猫の体に負担がないから。
猫のオシッコの問題で悩んでいる方は、ウェットフードに変えてみてくださいね!
猫の元気がない
猫の元気がない原因は、さまざまです。
- 病気
- ケガ
- ストレス
- 環境の変化
- 老化
- 栄養不足
- 水分不足
- 寄生虫
- 薬の副作用
猫の元気がないと感じたら、まずは食欲や排泄、呼吸、行動など、普段と違う様子がないかどうかを確認しましょう。
もし、いつもと違う様子があれば、すぐに動物病院に連れて行くようにしてください。
私が経験した猫の場合は、「呼吸困難で元気がない」状態でした。
団地に引っ越ししたとき、内壁一面にペンキが塗られていたのですが、その影響で猫が呼吸困難になり、亡くなってしまった経験があります。
壁一面にペンキが塗られていたので、引っ越し直後はひどいニオイでした。
小窓をあけて換気をするようにはしていたのですが、そのうち家にいることが多い私は喘息で入院することになり、猫も緊急入院になります。
テレビの上でうずくまっている猫を見て「なんか苦しそう!」と慌てました。
「どうしよう、チャラが苦しそう!」
動物病院に連れて行くと、獣医さんからは一度「回復しそう」だと言われました。
私はホッとしていたのですが、その数時間後チャラは死んでしまったのです。
獣医さんから「劇薬を使ったみたいな状態」と言われました。
心の中で私は「いや私が劇薬を使ったんじゃなくて、壁のペンキなんですけど?」と思いましたが、私はチャラが死んだ悲しさで辛くて、何も言いませんでした。
団地の内壁のペンキで私が喘息で入院したように、猫も以前から苦しかったのでしょうね。
「猫の病気が進行しないとわからない」といわれる理由が分かった気がしました。
私はご飯を食べながら、ボロボロと泣きました。
「もっと早く病院に連れて行けばよかった」と後悔しても、もう遅かったのです。
だから、猫の呼吸が辛そうなときや、元気がないときはしっかり様子を見てあげてくださいね。
猫が本当に具合悪そうになると、突然死んでしまう恐れがありますから。
猫が咳をしている
猫が咳をしている原因は、いくつか考えられます。
感染症では、猫ヘルペスウイルス、カリシウイルス、細菌、クラミジアなど、様々な病原体の感染によって、くしゃみ・鼻水・涙・目やに・咳などの症状がでます。
また、喘息・食道に何か詰まったとき・腫瘍・肺水腫などの原因もあります。
猫の喘息の原因はよくわかっていませんが、たばこ・芳香剤など人工的なものの影響が考えられているようです。
私が飼っていたチャラも、喘息のような感じでしょうか。
そのときは猫が咳をしている様子はなく、突然呼吸困難になっている様子だったので、猫が咳をしているなら風邪の可能性もあります。
猫がくしゃみや鼻水をしている
病気によるくしゃみは、猫風邪や猫カリシウイルス感染症などの感染症や、アレルギー性鼻炎などの非感染症が原因で起こります。
環境によるくしゃみは、タバコの煙やペンキなどの臭い、ホコリや花粉などのアレルゲンなどが原因で起こります。
猫も人と同じように風邪をひきます。
「いつもより鼻が濡れているかな?」「元気がないな?」と思ったら風邪かもしれません。
私が飼っていた猫ので、風邪らしい症状があった猫はいませんでした。
たぶん、猫が風邪をひいたくらいだと「食欲が落ちる」「元気がない」と思う程度で、飼い主にはあまり症状がわからないのかもしれませんね。
猫の風邪は、予防接種で対処できますよ。
また、猫を外に出さないようにする方法も、猫風邪の予防におすすめです。
皮膚に異常がある
猫の皮膚に異常がある原因は、大きく分けて以下の5つです。
- ノミやダニなどの寄生虫
- 細菌や真菌などの感染症
- アレルギー
- 自己免疫疾患
- ホルモン異常
ノミやダニなどの寄生虫は、猫の皮膚に噛み付いて血を吸うため、皮膚炎や脱毛などの症状を引き起こします。
細菌や真菌などの感染症は、猫の皮膚に炎症や発疹などの症状を引き起こします。
アレルギーは、猫が特定の物質に反応して皮膚炎や脱毛などの症状です。
私が飼っていた猫は、白いフケが出ることが多かったですね。
猫のフケは、皮膚の乾燥・皮膚病・ストレスなどが原因となることが多いようです。
私が飼っていた猫のフケで何が原因かわからなかったのですが、アトピー性皮膚炎やカビなどの影響もあったのかもしれません。
細かいコームを使って猫の白いフケを取り除いたり、シャンプーを洗ったりして対処しましたが、根本的な対処にはなりませんでした。
猫のフケがアトピー性皮膚炎だった場合は、食事を変えるのもひとつの方法ですよ。
肉食である猫に穀物が多い食事を与えると消化に負担をかけやすいので、グレインフリーやウェットフードを与える方法がおすすめです。
猫の吐く回数が増えた
猫の吐く回数が急に増えたら、癌を疑ったほうがいいかもしれません。
私が飼っていたレモンは乳がんで亡くなりました。
その1年位前から、急にレモンが吐くようになったので、私は「もーレモン早く食べ過ぎ!」と思っていました。
私はレモンが病気とは考えず、早食いで吐く回数が多くなっていると考えてしまいました。
実際に、猫が早食いするときは吐きやすいようなので、これは本当の話です。
でも、レモンが早食いをしないよう工夫して食事を与えても吐いていたので、そこで異変に気がつくべきでした。
ある日レモンのお腹にしこりを見つけてしまったのです。
私は現実逃避したくなったのですが、猫の乳がんの進行は早いようで、みるみる破けてしまいました。
猫が吐いたのは、腫瘍で吐きやすくなっていたのかもしれません。
たまに猫が吐く程度なら問題ないことが多いようですが、ひんぱんに吐くようになったら動物病院に連れて行ってあげてくださいね。
私はレモンが死んでから、ストレスに弱い体質になってしまいました。
突然呼吸ができなくなり、「喘息かな?」と思って病院に行っても治らず、息子に「パニック発作じゃないの?」と言われて初めて気が付きましたね。
チャラが死んだときも辛かったのですが、そのときはレモンもいました。
しかし、レモンが死んだときは別の猫は飼っていなかったので、私はしばらく立ち直ることができず、何度もパニック発作を繰り返すようになったのです。
だから、猫を飼っているなら、猫の病気のサインは見逃さないでくださいね。
そして、猫を失ったとき癒してくれる存在は、猫だとわかりました。
私は猫を失った辛さで、もう猫を飼う勇気はなくしてしまいました。
同じような辛い目にみなさんが合わないよう、猫の病気のサインを見逃さないようにして、「少しでも変だな?」と思ったら動物病院に行ってくださいね。