猫のトンキニーズは甘えん坊でうるさい!飼いにくいのか?
シャム系の猫が気になるなら、「トンキニーズ」に注目したいですよね。
でも、うるさい・飼いにくいというネガティブな意見もあるのが実情。
猫を飼うなら、10年以上一緒にいることになるため、失敗はしたくないはず。
そんな悩みがある人向けに、トンキニーズの性格や飼い方、特徴を紹介しますね。
猫のトンキニーズは飼いにくい?うるさいが甘えん坊でかわいい
それでは、トンキニーズの具体的な特徴について見ていきましょう。
シャムと掛け合わせた特徴をもつ
トンキニーズはシャム×バーミーズを掛け合わせた品種です。
カナダが原産国で、人為的に生み出されました。
トンキニーズが誕生したのは、1950年代のニューヨークにあるペットショップから。
そのお店でシャムとバーミーズを掛け合わせたという説があります。
また、イギリスのシャムネコから生まれたというものや、北アメリカがもとになったという説もあるようで、誕生については諸説あるようです。
どちらにしても、シャムとバーミーズのよい部分を引き継いでいるのが特徴ですね。
その後、1950年代~70年代にかけて、アメリカとカナダで計画的に交配されました。
トンキニーズという名前は、ベトナムのトンキニーズ湾からとっています。
体重
トンキニーズは中型で、体重は3kg~5kgです。
ほどよく筋肉がついていて、中型でありながら存在感があります。
足はバランスのよい長さで少し細め。
前足と比べて後ろ足がやや長くなっています。
シャムのようにすっきりとした体つきでシャープ。
丸みのおびた顔立ちで、シャムよりもかわいらしい印象がありますね。
甘えん坊でうるさい性格
もととなったバーミーズ・シャムどちらも社交的な猫です。
- バーミーズ:人に懐き遊び好き
- シャム:好奇心が強く目立ちたがり
トンキニーズの性格は、どちらかというとシャム譲りですね。
とにかく活発に動き回り落ち着きないくらいなので、「うるさい」というネガティブな評判があるようです。
しかし、人やほかの動物でも仲良くなれる社交性があるので、異種でも飼いやすいですよ。
よく動き回り、たくさん遊んで、人によく慣れる猫を探しているなら、トンキニーズはピッタリですね。
飼い方
トンキニーズは運動量が多いので、ある程度のスペースが必要です。
広さや高さのある遊びスペースを確保してあげましょう。
よく動いてよく食べる猫なので、餌はカロリーの多いものがおすすめ。
たんぱく質もしっかり摂取できるキャットフードを与えてくださいね。
毛色はプラチナミンク・ブルーミンクなど色の変化がある
トンキニーズの毛色は、複数の色があります。
- プラチナミンク
- クリームミンク
- ブルーミンク
- シャンペーンミンク
- ナチュラルミンク
公式に認められているのは、プラチナ・ブルー・シャンペーン・ナチュラルです。
シャムとバーミーズの掛け合わせで生まれますが、トンキニーズ同士だと出ないことも。
また、生まれてからシャムのような模様が出て固定されるまで2年かかる場合があるので、トンキニーズ同士の掛け合わせには注意が必要ですね。
毛は滑らかでミンクのようです。
艶やかな毛をしているので高級感もありますよ。
ポイントがあるのは、顔・四肢・耳・尾です。
寿命
トンキニーズの寿命は15年くらいなので、平均的ですね。
そういえば、私の実家で飼っていた猫もシャム系の雑種だったようですが、20年以上も長生きしてくれました。
トンキニーズを飼えば、長く一緒にいられそうですね。
鳴き声
トンキニーズの鳴き声は普通なので、一般家庭で飼いやすいでしょう。
シャムは声が大きくなりやすいので、賃貸住宅の場合はトンキニーズがおすすめ。
抜け毛
トンキニーズは自分でグルーミングをするので、ブラッシングはあまり要りません。
ときどきブラッシングをしてあげる程度です。
また、短毛種なので、長毛種と比べて抜け毛は少ないほうです。
毛はシングルコートでお手入れしやすい猫だといえますね。
シャム猫との違いや見分け方とは?
シャムはスリムな顔立ちなのに対し、トンキニーズは丸みを帯びています。
個性的な性格だといわれるシャムですが、さらに愛嬌をプラスしたのがトンキニーズですね。
シャムとトンキニーズの違いを比較するなら、顔や体の丸みで比べましょう。
シャープさが感じられたらシャム、丸みのあるかわいい感じはトンキニーズです。
また、顔の大きさに比べて耳が大きい感じはシャムです。
トンキニーズは、顔と耳のバランスが取れていて、一般的な猫の印象ですね。
留守番はできる?
トンキニーズは甘えん坊の猫なので、長期間の留守番は避けたほうがいいかもしれません。
日中に誰もいないようなら、別の猫や犬を飼うのもおすすめ。
小さな子どもとも遊べる社交性をもつので、賑やかな家庭が向いていますね。
また、トンキニーズは大きな音で驚くことがなく、環境の変化にも強い品種です。
引っ越しを繰り返す家庭でも、トンキニーズなら安心して飼えるはず。
猫アレルギーで飼えるか?
トンキニーズは抜け毛が少ないことから、猫アレルギーでも飼いやすいかもしれません。
しかし、アレルギーになるのは毛ではなく皮膚のフケなので、トンキニーズなら大丈夫という保証はありませんので注意してくださいね。
私は猫アレルギーがあるのですが、実家で飼っていた猫がシャム系の雑種でも、喘息がおきました。
そのため、毛だけで判断はしないほうがいいですね。
トンキニーズの子猫の入手先や価格について
子猫を飼うなら、トンキニーズの入手先についてもチェックしておきましょう。
ブリーダー
近くにトンキニーズのブリーダーがいるなら、譲ってもらう方法がおすすめ。
ショップで買うより価格が安くなりやすく、親の柄の特徴や育った環境を確認できるからです。
ペットショップ
トンキニーズの登録数は20位前後なので、扱っているショップも多そうですね。
生まれてから模様がすぐ出ないと説明しましたが、ペットショップでトンキニーズを買うときはどんな色柄になるかわからない場合があります。
できれば、子猫のうちから模様がかすかにあると安心ですね。
販売価格
ペットタイプとして売られているものは、7万円~12万円程度。
ブリードタイプは12万円から、ショータイプは20万円からとなっています。
猫のトンキニーズにおすすめのキャットフード
トンキニーズは運動量が多いので、高カロリーで高たんぱく質のフードがおすすめ。
ウェットフードだけだとカロリーが足りなくなることもあるかもしれません。
当サイトはウェットフード推奨ですが、カロリーが足りないようならカリカリを少量混ぜてあげてくださいね。
高カロリーのウェットフードなら
- ピュリナプロライン
- ソリッドゴールド
- カナガン
これらの種類があります。