猫がウェットフードを食べ残し!捨てて食費が高くならない対処法を紹介
「猫がウェットフードを食べ残しするので、捨てるのがもったいない……。」
あなたは、こんな悩みがありませんか?
ウェットフードの多くは防腐剤が入っていないので、猫が口をつけたものは腐敗しやすい理由から、すぐに捨ててしまわないとなりませんよね。
でも、「毎回捨てるのはもったいないし、食費が高くなる!」という悩みが出てくることがあります。
そんな疑問を解消したいなら、「回数を増やす」対策方法がおすすめです!
どのようにウェットフードを与える回数を増やしたらいいのか、小分けに与えるときの保存方法、食費を節約するコツを紹介しますので、参考にしてみてください。
この記事を読むことで、あなたは「捨てるのがもったいない」「食費が高くなる」という心配がなくなりますよ。
猫がウェットフードを食べ残しするときの対処方法
それでは、具体的な対処方法を詳しく紹介していきますね。
ウェットフードの回数を増やして1回を少量にする
猫が出されたウェットフードを食べ残しする理由は、「食べきれない」からです。
人間でたとえるとするなら、離乳食が始まったばかりの人間の赤ちゃんが、1回でご飯を食べきれないのと同じですよ。
「猫=赤ちゃん」
このように考えておけば、回数を分けて猫にウェットフードを与えたほうがいい理由がわかりますね。
今まで、1日2回のウェットフードを与えていたなら、1日3回~4回に分けること。
回数を増やせば、1回のウェットフードの量が必然的に減るので、猫は食べ残しすることが少なくなるはずです。
「でも、1日4回もウェットフードをあげられません」
そうですね、日中仕事をしている飼い主さんだと、少し難しいと考えてしまいます。
だったら、次のような方法はどうでしょうか。
- 起床時:1回目のウェットフード
- 外出直前:2回目のウェットフード
- 帰宅時:3回目のウェットフード
- 就寝前:4回目のウェットフード
これなら日中にご飯を与えなくていいので、実現可能ですね。
「でも、短時間で続けて猫に与えても、また残すのでは?」
もちろん、そういう問題もあるので、だったら日中のご飯はドライフードを置き餌にしてみてはどうでしょうか。
また、与えるウェットフードは清潔なスプーンなどで取り分けて、残ったウェットフードは清潔な別容器に取り分けてラップをして冷蔵庫で保存すれば、1日はもちますよ。
その際には、猫は人肌程度の生暖かいご飯を好むので、軽く温めてあげてくださいね。
それでも食べ残しするならウェットフードは毎回捨てよう
30分まって食べないなら、もったいないですがウェットフードは捨ててしまいます。
猫ちゃんによっても1回に食べきれるご飯の量は違うので、その猫ちゃんの胃袋と相談しながら、1回に与える量を調節してみてください。
少量のカリカリを置き餌にする方法もおすすめ
「日中はカリカリを置き餌にするといい」とすでに紹介しました。
置き餌は「好きなだけ」を置いておくのではなく、1日に必要な量を計ってから置き餌するようにしましょう。
朝・夕方・夜の3回をウェットフードにしていれば、水分やタンパク質をしっかり摂取できるので、猫の満足感は高まるはず。
日中のカリカリは大量には必要としないので、少量でも大丈夫ですよ。
置き餌する理由は、猫に「いつでもご飯を食べられるよ」という環境をつくってあげるため。
猫はいつご飯にありつけるかわからないと、不安を感じていて一度にガツガツ食べようとするので、少量でいいので置き餌をして安心させてあげてくださいね。
なぜ猫はウェットフードを食べ残すのか?
では、なぜ猫はウェットフードを食べ残すのか、その原因を見ていきましょう。
ちょこちょこ食べする生き物なので残す
猫は単独行動で生きる動物で、一人で狩りをしなければなりません。
「自分が狩りできない=死」となるので、満腹状態にならないよう胃が小さくできているので、一度にたくさん食べることはできません。
胃が小さいので、ちょこちょこ分けて食べようとします。
だから、猫には1日2回のご飯ではなく、1日3回~4回に分けて与えると、猫にストレスがないのでおすすめですよ。
もし、あなたが小食タイプだったらどうでしょうか?
一度にたくさんのご飯を出されても食べられず、お腹が苦しくなって吐き気を感じると思います。
ちょっと別の話になりますが、私は小学校入学したてのときすごく小食で、全部食べられるまで一人だけ残されて嫌な思いをした記憶があります。
そんな私でも、自分のペースでご飯を食べられない状況になると、「急いで食べなきゃ、ご飯がなくなっちゃう」と思って詰め込むようになった経験がありました。
基本私は、ゆっくり食べタイプだったので、すごくストレスを感じていたことを覚えていますね。
たぶん、食べ残す猫ちゃんも、同じ気持ちかもしれません。
ストレスは猫の寿命にも影響しやすいので、その猫のペースでご飯が食べられるよう、1回の量を減らして回数を増やしてあげてくださいね。
食べ残したウェットフードを隠すしぐさも
一説によると、「野生の猫は一度に獲物を食べられないので、残した獲物を埋めて、後で食べようとする」という話があります。
猫に気持ちを直接聞くことができないので、本当かはわかりませんが、残した獲物やご飯を隠すしぐさをする猫がいることは事実ですよ。
私個人としては、「後で食べよう!」とするのではなく、獲物のニオイを隠して、外敵に自分を発見されないためだと考えています。
猫は外の世界で弱い生き物だからですね。
また、土に獲物を埋めて後で食べようとしても、ほとんどが腐敗します。
猫は嗅覚がすぐれていて、傷んできた肉の嫌な臭いがあると食べようとせずに、猫に与えるご飯は鮮度が重要なので「後で食べよう」というのは少し考えにくいですね。
だから、土に獲物やご飯を埋めようとするしぐさは、「後で食べよう」という意識よりも、「自分が狙われないようにしたい」という考えのほうが強いのではないかと思います。
家猫でもお腹いっぱいのときにご飯に対して砂をかけるしぐさをすることがあるので、そのときは食べられないサインだと思って、ご飯を片付けてOKです。
一度にたくさん食べようとすると吐く原因にも
猫は俊敏に動けるよう胃が小さいと紹介しました。
このような理由から、一度にたくさんのご飯を食べようとすると、吐く子もいます。
「ウェットフードだから吐く」のではなく、1回に食べる量が多いので、吐いてしまうわけですね。
とくに次のような環境では、許容範囲以上に食べ過ぎるので注意が必要です。
- 多頭飼いしている
- ゆっくりご飯が食べられない
- 野良猫だった
猫は一度にたくさんのご飯が食べられないのに、「取られちゃう!」というストレスがあれば、自分が食べられる以上を食べようとします。
すると、猫の食道と胃はまっすぐなので吐きやすいので、ご飯を吐いちゃうわけですね。
猫がウェットフードを食べ残しするなら回数を分けよう
もともと猫は一度に大量のご飯を食べられない体質なので、ウェットフードを与えるなら少しずつを数回に分けて与える方法がおすすめです。
とくに、ウェットフードは水分が多いので、一度にたくさん食べられません。
猫が食べ残しするようなら、紹介したように1日3回~4回のご飯にしましょう。
日中はカリカリの置き餌も活用しながら、猫がちょこちょこ食べられる環境をつくってあげてみてくださいね。
回数を分けてもウェットフードを残すようなら、30分くらいで捨てます。
捨てるのがもったいないと感じるときは、取り分けて冷蔵庫で保存して、数回に分けて与えれば、「捨てるのがもったいない!」「食費が高くなる!」という飼い主さんのストレスはなくなるはずなので、ぜひ実践してみてください。