猫はインコを食べる?

猫とインコ
「猫とインコを共存させて一緒に飼いたい。」
猫とインコの両方が好きな飼い主さんだったら、このような夢を抱いているのでは?

 

果たして、猫がインコを食べるのを防ぐ対策はあるのでしょうか。
猫とインコを飼うコツと、上手くいっているケースを紹介します。

 

 

猫とインコが仲良しの例

猫とインコの共存
出典:Instagram
海外では猫とインコが同居していて、仲良しの例もあるようです。

 

代表例といえるのが、猫の「ボニファジ」とインコの「ヤシャ」の2匹です。
おとなしい猫にインコを対面させると、すぐに仲良くなることができました。

 

猫がどこかに移動するとインコは猫の後を追いかけていくようになりました。
飼い主のイリーナさんの話によると、彼らはもう5年以上一緒に過ごしているそうです。

 

イリーナさんのInstagramには、猫とインコが仲良く過ごしている様子が投稿されています。

 

猫とインコが仲良しだと「うちでも飼ってみたい」と思うかもしれませんが、猫にとってインコは餌であることには変わりがありません。
どの家庭でも猫とインコが仲良くできるとは限らないのです。

 

猫とインコを仲良しにするコツ

猫とインコの共存
猫とインコを同時に飼いたいと思うなら、どちらも赤ちゃんから飼うことが条件です。
成猫からだと猫の性格に左右されやすく、インコが大人だと猫を怖がる可能性があります。

 

猫とインコどちらも赤ちゃんから飼うこと

猫とインコを仲良くしたいなら、猫もインコも同時期に赤ちゃんから飼いましょう。

 

2匹を仲良くするには、猫とインコの「社会期」と関係があります。
社会期とは赤ちゃんの頃に他の生き物を認識したり、ルールを学んだりする時期のことです。

 

猫の社会期は生後12週までで、インコの社会期は6週くらいです。
お互いの社会期に猫とインコを同時に飼えば、猫とインコはお互いを仲間だと認識してくれます。

 

猫もインコも赤ちゃんの頃から飼うと人に懐きやすいのは、社会期に人を認識しているためです。
とくにインコは刷り込みができるため、生後6週くらいまでのインコを入手して猫と一緒に過ごさせれば、猫を親だと勘違いする可能性があります。

 

しかし、猫が社会期にインコを認識していないと、鳥=餌となる可能性があります。
野良猫で親がスズメをとる姿を見て育てば、確実に猫にとって鳥は餌です。

 

猫とインコの部屋を別々にすること

子猫と小鳥のうちに猫とインコを飼ったとしても、万が一のことを考えて部屋は別々にしましょう。

 

上記で紹介した「ボニファジ」と「ヤシャ」のペアも一見仲良さそうに見えますが、インコ側は猫に対し親しみを持っているのに対し、猫は襲わないだけに見えます。
猫からインコ対して甘えたりグルーミングしたりする様子が見られなければ、猫はインコを仲間だとは思っていないのです。

 

仲良さそうに見えてもそれは飼い主さんの思い込みもあるため、飼い主さんが管理できない時間帯は、インコを必ず猫から隔離してください。

 

インコの羽を残して飛べるようにすること

猫とインコの共存

猫とインコを飼うなら、万が一のことを考えてインコの羽は残しておきましょう。

 

家庭でインコを飼うときは、インコが高く飛べないように羽を間引くことがあります。
インコの羽を間引いてしまうと、猫につかまってしまうかもしれません。

 

羽を残すとインコが窓から逃げるリスクがあるため、インコを部屋に離しているときは、窓の戸締りをチェックしてください。

 

猫の餌を十分に与えること

猫がインコを襲わないのは、家にいれば餌が充分にもらえているためです。

 

餌がなければ、猫は猫同士でも子猫を共食いします。
猫にとって動物間の友情より、自分の生存を優先しなければならないのです。

 

インコを餌だと認識していないのではなく、もしかしたら「餌があるため襲わない」だけかもしれません。
野生の動物もお腹がいっぱいだと周りに草食動物がいても襲うことはないのです。

 

猫とインコの共存は難しい

猫とインコの共存
猫とインコが仲良しになる可能性はごくわずかで、多くの場合は共存が難しいです。
両方を迎え入れる予定の方は、デメリットもチェックしておきましょう。

 

野良猫だった場合はインコと共存できない

野良猫を保護した場合は、残念ですがインコと共存するのは難しいです。

 

外の世界で生きてきた猫は、鳥を捕まえて食べたことがあります。
一度鳥を餌だと認識した猫を変えることは難しいのです。

 

保護してから長く家で飼っていたとしても、いつ野生の本能が目覚めるかわかりません。
猫がじゃれるつもりでインコを噛んだりひっかいたりしただけでも、インコにとっては致命傷になってしまいます。

 

猫を怒らなければならず猫の情緒に悪いため

どんなに猫が穏やかな性格であっても、飼い主さんは何かあれば猫を叱る必要があります。

 

猫は基本的にしつけができない生き物で、インコに手を出さなくなるのは、その行動と嫌な気持ちが結び付いたためです。
例えば、猫がインコに触れようとしたら、「インコに噛まれて嫌な思いをした」「飼い主さんに叩かれて嫌な思いをした」などの経験です。

 

猫は自分が嫌なことは絶対にやりません。
インコに触れようととしたときに嫌なことがおきれば、自分のためにインコに触れなくなります。

 

猫の性質を利用すれば猫がインコに危害を加えないようしむけることはできますが、その際には猫を怒る必要があるため、猫の情緒に影響が出る可能性があります。

 

結局は猫の性格によるためインコを襲わない保証はない

猫とインコの共存
出典:Instagram

さまざまな猫とインコが仲良しに見える動画を見てみても、猫が我慢強くてインコに手を出していないだけにしか見えないものが多いです。

 

猫の多くはインコに危害がないため、「仕方ないから好きなようにさせてやるか・・・」という猫の声が聞こえてきそうです。
先ほどのボニファジは蝶々にも手を出さないいい子で、おとなしいみたいです。

 

猫種によっても性格が違いますし、同じ猫種によっても個体によって性格は違います。
一度猫とインコの共存が上手くいったからといって、次回も上手くいくとは限りません。

 

すでに猫とインコの仲がわるいとき

猫とインコの共存
すでに猫をとインコを飼っていて、仲が悪いときは対策しようがありません。
インコの無事を確保することしかできないのです。

 

猫が届かない場所に鳥かごを置くこと

もし、すでに猫とインコを飼っていて、お互いが敵だと認めている場合は、無理に仲良くさせようとしないでください。

 

猫にとって鳥は餌でしかなく、飼い主さんが猫をきつく叱ったとしても、猫の野生の本能がいつ出てしまうかはわかりません。
そして、万が一事故が起きてしまっても、猫のせいにしないでください。

 

飼い主さんの希望で仲の悪い猫とインコを一緒にして、事故が起きた場合は飼い主さんの責任です。
猫は「ちょっと遊びたかっただけ」かもしれません。

 

猫がインコを襲わないようにする

猫とインコの共存
インコを見たら飛び掛かる猫がいる場合は、猫とインコが過ごす場所を離しましょう。
いつも捕食者が近くで見てみることがわかれば、インコのストレスは多大なものとなります。

 

猫は意外と高いところまでジャンプできます。
壁や棚などを上手くつたって、鳥かごまでたどり着くケースもあるでしょう。

 

猫はカーテンをよじ登ってカーテンレールの上にもあがることができます。
万が一のことを考えて、猫とインコは同じ部屋で過ごさせないルールが必要です。

 

まとめ

猫とインコは共存が難しいことを理解したうえで、猫とインコを飼うようにしましょう。

 

注意したいのは、猫が一度でも鳥を捕まえてきたことがある場合です。
猫は飼い主さんのことを思って、外で捕まえてきた鳥を飼い主さんにプレゼントすることがあります。

 

このように鳥を捕まえた経験がある猫は、インコとの共存はできません。

 

穏やかな性格の猫とインコを一緒に飼う場合も、飼い主さんが監視しながら一緒に過ごさせるようにしてくださいね。