猫が地震を怖がる場合のストレス対策

猫と地震
「地震が来てから猫が怖がり、ご飯を食べてくれない・・・」
警戒心が強く怖がりの猫は、地震のストレスを強く感じてしまうようです。

 

猫を飼っている家庭では、地震で猫が逃げるリスクも知っておきましょう。
地震をいち早く察知する猫もいるため、猫は地震予知ができるともいわれているようです。

 

 

猫は地震で怖がって逃げる可能性がある

猫と地震
猫を飼っている家庭は、大きな地震で猫が脱走する可能性も考えておきましょう。
過去の大きな地震でも、猫が逃げた事例があったようです。

 

熊本地震や北海道地震でもSNSで「猫が逃げた」のツイートが多数あった

過去の地震では、SNSで「猫が逃げた」のツイートが増加しました。

 

 

Twitterでは「保護した猫の情報」や「猫を探しています」などの情報も多数あります。
人慣れしている猫の場合は、親切な方に保護されている可能性もあるでしょう。

 

災害直後はネットや電話回線がパンクして繋がりにくい状況になりますが、根気よくSNSで情報の拡散や情報収集をしていきましょう。

 

猫は臆病な動物のため、地震の揺れで脱走して迷子になるリスクも考慮しておいてください。

 

猫が地震で逃げたときの対策

猫と地震

地震で猫が逃げてしまったときは、猫の習性を理解して探しましょう。

 

Twitterでは「無事に猫が帰ってきた」という情報もありました。

 

猫は地震でパニックになって外に出て行っても、周りに危険がないことがわかると、自力で自宅まで帰ってくることがあります。
多くの場合は近くの軒下など安心できる場所でひそんでいるはずです。

 

 

 

家の窓や玄関を開けて待つこと

猫が自分で帰ってくるときのことを考えて、地震後は自宅の玄関や窓をあけましょう。
早朝や夕方など猫が活動しやすい時間帯に、帰ってくる可能性があります。

 

夕方など猫が活動しやすい時間帯を探す

家猫の行動範囲は広くないため、自宅から50~100mまでを探します。
放し飼いしていたオス猫の場合は行動範囲が広くなるため、最大200mが捜査範囲です。

 

飼い猫であっても外では警戒しているので、見つけても飼い主さんが走り寄って猫に近づかないこと。
洗濯ネットやケージなどを持っていき、そっと捕獲しましょう。

 

いつも食べているご飯で気をひかせてから近寄ると、猫を捕獲しやすくなります。

 

 

地震でストレスを感じた猫のケア

猫と地震
環境の変化に弱い子だと、地震後にご飯を食べななったり、狭い場所から出てこなったりすることがあります。
猫の体調を見守りながら、猫が安心できる環境をつくってあげましょう。

 

地震後ご飯を食べないケースもある

ストレスに弱い猫の場合、地震後にご飯を食べなくなるケースがあります。

 

猫は危険を感じているときに、ご飯を食べず、水も飲まなくなります。
排泄も最小限にとどめようとするため、飼い主さんは心配なのではないでしょうか。

 

地震後でも1~2日食べない程度だったら、猫の体に悪影響はありません。
猫が隠れているところにフードを置いておくと、食べることもあります。

 

水分の摂取量が少ないと脱水の恐れもあるため、ウェットフードを与えると同時に水分も補給できます。
猫が隠れている場所にトイレも設置してあげてください。

 

猫が安心できる隠れる場所を確保してあげる

地震直後猫は不安を感じているため、猫が安心できる環境をつくる必要があります。

 

猫は狭くて暗い場所にいると安心することができるので、段ボールや屋根付きの猫ベッドを置いてあげましょう。
押し入れに猫が落ち着く場所を確保してあげると、猫は安心しやすいです。

 

余震が続く間は、猫も不安だと思います。
怯えている猫を無理やり外に出そうとしないで、猫が「もう安心」だと思うまでそっとしておいてください。

 

猫は地震を予知できるの?

猫と地震
多くの猫は人より早くに地震を察知することができるようです。
しかし、猫の性格によっては地震を怖がらないこともあるため、まったく症状が出ない猫もいます。

 

地震時に異常行動が見られるケースもある

猫は基本的にビビリで、危険性を察知する能力に優れています。

 

地震がおきるときは、人が地震に気が付く前に猫に異常行動が見られることがあります。

  • 狭い場所に隠れて出てこない
  • 突然猫が家の中を走り出した
  • 落ち着かない様子になる
  • 背中をピクピクさせている

など、明らかに何か異常を察知している行動です。

 

 

 

地震に敏感に反応する子を飼っている場合は、猫が地震予知をしてくれるでしょう。
ただし、全ての子が地震前から異常行動をおこすわけではなく、地震があってもケロッとしている猫もいます。

 

猫の性格にも左右されるため、「猫だから地震を予知できる」わけではありません。

 

猫は電磁波を感知できると考えられている

猫には皮膚や耳などの器官に、電磁波を感知する部分があるといわれています。

 

地震がおきるときは揺れる前に電磁波が伝わってくるため、敏感な猫は人よりも早く地震を察知することができるようです。
しかし、私たちの生活の中では多数の電磁波があって普段から電磁波に慣れている猫は、地震時でも反応しないのかもしれません。

 

人が感知できない微細な揺れを感じている可能性も

地震で揺れる前に深い部分からの揺れが伝わり、猫はその揺れを察知している可能性もあるでしょう。
地震があったときに飼い猫の様子をよく観察してみてください。

 

猫を飼っている家庭は地震対策をしよう

猫と地震
猫を飼っている家庭では、猫の安全対策をしておきましょう。
一緒に猫と避難できる対策もしておく必要があります。

 

地震前にできる猫の避難対策をする

猫を飼うなら、地震がきたときに猫の迷子や怪我を防ぐ対策をしましょう。
地震がきたときは飼い主さんも自分のことで精いっぱいのこともあるため、事前に猫の安全対策をしておくことが大切です。

 

猫が迷子にならないよう名札やマイクロチップを付ける

地震時に猫がパニックを起こし逃げる可能性があるので、猫に迷子札やマイクロチップを付けておきましょう。
迷子札は首輪に付けておくと、親切な人が猫を保護してくれたときに、住んでいる場所がわかるため、自宅まで猫を届けてくれる可能性があります。

 

マイクロチップは読み取りの機械が必要で、一般家庭で飼い主を判断することは難しいかもしれません。
それでも動物病院で猫が保護されれば、マイクロチップから持ち主がわかります。

 

普段からワクチンを接種して病気を予防する

飼い猫は震災のことを考えて、普段からワクチン接種をしておきましょう。

 

猫が脱走したときに、野良猫から病気をもらわないためです。
避難所に猫を入れる際には、ワクチン接種が必須のことも多くなっています。

 

猫が過ごす部屋の家具や物の転倒対策をする

猫が毎日過ごすお気に入りの部屋があるなら、できるだけ転倒しやすい高い家具は置かないようにしましょう。
背の低い家具だけに留めておけば、家具が倒れて猫が怪我するリスクを減らせます。

 

猫が過ごす部屋には、家具の上に物を置かないようにしてください。
普段は問題がない物でも、地震の際に上から降ってきて危険。

 

キャットタワーは転倒しにくい突っ張りタイプがおすすめ

猫がよく過ごすキャットタワーも、転倒しにくいものを選びましょう。

 

天井から突っ張れるタイプなら、地震がきてもキャットタワーが倒れにくいです。
地震がきてキャットタワーが揺れても猫は飛び降りることができますが、万が一猫がキャットタワーの下敷きになるリスクも考慮しておきましょう。

 

猫を飼う人のための避難グッズを用意する

猫と地震
猫を飼っている家庭では人用の避難グッズだけでなく、猫用の避難グッズも必要です。
災害時は人の物資が優先されてしまうため、猫グッズは多めに用意しておいてください。

 

猫の飲み水は硬水ではなく軟水を準備する

猫用に飲み水をストックする場合は、硬水ではなく軟水を選びます。

 

硬水にはミネラル分が多いため、猫が飲むと尿路結石のリスクがあるためです。
市販のミネラルウォーターを避難グッズに入れるなら、軟水のものを選んでください。

 

猫用のミネラルウォーターも売られているので、備蓄用として数本ストックすると安心です。

 

ドライフードを2週間用意しておく

猫用の避難用食事は、ドライフードを2週間以上用意します。

 

しかし、災害があると物流も止まってしまい、猫用のフードはお店で手に入りづらくなります。
1ヶ月くらいお店で購入できなくなる可能性も考えておいてください。

 

普段から複数の銘柄のカリカリを猫に食べさせるようにして、いろいろな味に慣らしておきましょう。
安いキャットフードでも問題なく食べられるようにしておくと、災害時に助かります。

 

キャリーバッグやリードなど避難グッズの用意

猫と地震

猫を連れて避難する際には、猫をキャリーバッグに入れる必要があります。

 

避難所ではキャリーバッグが猫のお家となるため、普段からキャリーバッグに慣らしておきましょう。
キャリーバッグはしまい込むと、地震時に取り出せなくなります。

 

人間用の避難グッズと一緒に、キャリーバッグを持ち出せるようにしておきましょう。
リードがあると猫がパニックになり逃げだすリスクを減らすことができます。

 

ポータブルトイレを購入しておく

避難所での生活を考えて、猫のポータブルトイレも用意しておきましょう。

 

折りたたみ式のトイレがあると、災害時に猫のトイレができます。
猫砂が手に入りにくい場合は、外にある土・砂や、家庭にある新聞紙を代用しましょう。

 

多頭飼いは家族で避難する方法を確認すること

猫と地震

複数の猫を飼っている家庭は、家族で分担して猫を避難させましょう。

 

1人が連れ出せる猫は1~2匹が限界になります。
多頭飼いの場合は、「誰がどの猫を運ぶのか」話し合っておきましょう。

 

網戸を破って猫が逃げない対策をしよう

地震で猫が逃げた例では、猫が網戸を突き破ったケースも少なくありませんでした。

 

普段は網戸を突き破って外に出ることがない猫でも、パニックを起こすとどんな行動を起こすかわかりません。
温かい季節では窓を開ける日もあるため、窓に猫脱走対策をしておきましょう。

 

窓の上から下まで設置できるフェンスを設置しておくと、猫がよじ登っても網戸を突き破るリスクを減らすことができます。

 

 

猫を連れて避難所に入れないケースも考える

猫と地震

東日本大震災など過去の災害のケースを見てみても、猫を連れて避難所に入れなかったケースが少なくないようです。

 

避難所には猫アレルギーを持つ方もいますし、たくさんの人で猫がパニックを起こすリスクを考えると、避難所に入れないケースもありました。
中には車での避難生活を余儀なくされた方もいたのです。

 

多くの人が利用する避難所は、猫を連れて入れるとは限りません。
災害時に猫をどうするか考えなければならないのです。

 

東日本大震災では、避難所で次のような問題も発生しました。

  • 犬の鳴き声や臭いのトラブル
  • ノミが発生して衛生上の問題

 

避難所によっては人とペットが別々の場所で生活できるよう配慮したところや、ペットがいる人専用のテントの設置もあったようです。

 

まとめ

猫を飼っている方は、地震がきたときに猫が怖がるリスクを考慮しておきましょう。
大きな地震時では猫と一緒の避難生活が待っているため、避難グッズの用意も必要となります。

 

猫はパニックになりやすいため、逃げだして迷子になったときのリスクも把握しておきましょう。

 

ペットの避難対策は、環境省が提供している「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」も参考になります。